Apple Card
8月20日から全米で提供が開始されたApple Cardは、基本的にApple Payを通して使うことが想定されているものの、通常の物理的なクレジットカードとして使うこともできます。ただそのカードはチタン製というプレミアムな仕様となっているため、通常の塩ビ製カードにはない、特別な注意が必要な模様です。まず前提条件として、チタン製Apple Cardはチタンの基材に多層コーティングを施した純白の表面仕上げに、レーザーエッチングでロゴマークや所有者の名前が記されています。

安全な保管場所としては「柔らかい素材で作られた財布、ポケット、またはバッグ」が挙げられており、「他のクレジットカードに触れないよう、財布のカードケースにしまってください」とのこと。多くの財布ではカードを取り出しやすいようスロットが若干重なるようになっているものも多いのですが、Apple Cardはあくまで単独で優しく取り扱ってあげる必要がある模様です。

当然ながら「鍵、または他の研磨性のある物が入っているポケットやバッグ」に入れてもいけません。さらに「革やデニムなどの一部の生地は、洗い落とされない永久的な変色を引き起こす可能性」があるので、もはや専用の財布を探さないといけなさそうです。

もし、カードが表面汚れを引き起こす物質と接触してしまった場合は「柔らかく少し湿らせたマイクロファイバークロスで優しく拭いて」、つぎに「マイクロファイバークロスをイソプロピルアルコールで湿らせてそっと拭いてください」とのこと。

夏場など、汗だくだくでムレムレなジャケットの内ポケットやジーンズの尻ポケットにしなびた財布を押し込むわれわれ庶民には、チタン製Apple Cardは日ごろ持ち歩くものではなさそうに思えます。この先日本でもApple Cardが入手できるようになったら、チタン製カードは桐の箱にでも入れて厳重に保管しておくのが良さそうです。

ちなみに、ゴールドマン・サックスCEOのRichard Gnodde氏は、米国の次は欧州、まずはドイツにオンライン銀行のマーカスとともにApple Cardを展開すると、CNBCに語っています。また2018年10月には、Bloombergがマーカスの日本市場参入の可能性を報じていることから、もしかするとそれが実現する時期に合わせてApple Cardも日本にやってくるかもしれません。

※訂正:初出時、本文中に「Appleは本革やデニム素材などに保管することを推奨していま。」との記述がありましたが、正しくは「推奨していません」です。お詫びして訂正いたします。