HUAWEIが8月23日に発売したワイヤレススピーカー「HUAWEI Mini Speaker」。この手のミニスピーカーは、各社からいろいろと発売されており、目新しさがあるものではありませんが、コンパクトサイズながら、3Wフルレンジドライバーにパッシブラジエターを搭載しているのが特徴です。
大きさは、直径50mmで高さ56.3mm。重さは約100g。手のひらにすっぽり収まってしまうサイズです。
単体ではサイズ感がつかみにくいですが、iPhone XSと並べると下記のような感じ。
底面はパッシブラジエターに。パッシブラジエター搭載のミニスピーカーは増えてきていますが、このサイズで搭載しているのは珍しい気がします。
スイッチ類は1つだけ。2秒長押しで電源ON。電源ON状態で3回押すとペアリングモードになりますが、電源ONすれば最後に接続していた端末と自動的に繋がります。なお、ボリューム調整や音楽の再生・停止などは本体からは行えません。
背面にはUSBポートとストラップホール。USBは残念ながらmicroUSBです。そろそろこの手のデバイスも、USB Type-Cに統一して欲しいところです。
なお、バッテリー容量は660mAh。1回の充電で約4時間の再生が可能。また、充電しながらの再生も問題ありませんでした。
スピーカーとして肝心の音質ですが、サイズの割に中~高音域はクリアで、音量を上げても音が割れるようなことはありませんでした。ただ低音はやや物足りなさがあります。パッシブラジエターを搭載しているとは言え、サイズ的には仕方のないところでしょう。なお、対応コーデックはSBCのみです。
HUAWEI Mini Speakerのもう一つの特徴は、2つのスピーカーを利用してステレオ再生を行うステレオペアに対応している点です。サイズを考えれば1つでも十分な音質ですが、ステレオ再生ではサイズ以上の迫力ある音楽を楽しめます。
ただ、いくらコンパクトとはいえ、2つ持ち歩くとさすがにかさばります。ステレオペアは自宅や会社など、固定の場所で使い、持ち歩くのは1つだけというのが良さそうです。