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イオンモバイルは9月3日、60歳以上のシニア向けプランとなる「やさしいスマホサービス」を発表しました。9月6日から店舗での契約限定で提供を開始します。

やさしいスマホサービスは、従来あった「イオンでんわ10分かけ放題(月額850円)」と「イオンスマホ電話サポート(月額300円)」がセットになったもので、価格はイオンでんわ10分かけ放題と同額の月額850円(税別)です。音声回線契約と組み合わせ、月額1980円(税別)から利用できます。

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先日、ドコモが2019年版のモバイル社会白書を発表し、60代のスマートフォン所有率は約7割、70代では約4割との結果になっていました。年々所有率が増加しているとはいえ、他の世代と比べるとまだ低いのが実情です。


ネットでの契約が中心となっている他のMVNOと違い、全国のイオンで展開しているイオンモバイルは、ユーザーの9割以上が店舗で契約を行っているとのこと。そのイオンへの来店ユーザーの年代構成比率では、60歳以上が32.5%を占めており、このユーザー層を取り込むのが狙いとなります。

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通話によるコミュニケーションが多い同ユーザー層のため、10分以内なら何度かけても放題のオプションに加え、スマートフォンの操作説明や遠隔サポートを受けられるのが特徴です。なお、スマートフォンの操作説明や遠隔サポートは、持ち込み端末を使う場合など、SIM契約だけでも対応するとのことです。

このプランに加え、イオンモバイル向けにカスタマイズされたAQUOS sense2を「やさしいスマホ」として提供します。価格は3万2800円(税別)。

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といっても、基本はAQUOSかんたんホームが標準となっているだけで、オリジナルと仕様自体は変わりません。大きな違いは、標準の電話アプリでもかけ放題対象の「イオンでんわ」が利用できる点です。

これまで、かけ放題をするには、標準の電話アプリではなく、別アプリの「イオンでんわ」を使う必要がありました。しかし、着信履歴からかけ直す場合などに、標準の電話アプリを使ってしまいかけ放題とならず、思いがけず高額な請求が発生したというトラブルがあったとのこと。

その点、標準電話アプリからもかけ放題が適用されるやさしいスマホなら、そういった心配はありません。また、かけ放題プラン専用というわけではなく、イオンでんわの設定は解除可能です。

なお、電気通信事業法が改正され、10月には回線契約と端末の分離プランや長期契約の解除料を上限1000円するなどの規制が入ります。この影響について、イオンリテールのモバイル事業部長 井関氏は、MVNOの場合、規制対象は100万回線以上のため、そもそもイオンモバイルは規制対象外(現在は56万回線)ではあるものの、「これまでも端末と契約を分離しており、2年縛りも行っていない」と影響はないとの考えを示していました。