足裏と膝の感覚を取り戻せる義足を開発。歩行が容易になり幻肢痛も軽減

オートメイルにまた1歩近づく

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2019年09月11日, 午後 03:00 in medicine
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prosthetic legsロボットや義手などで、手で触ったときの触覚フィードバックを実現する研究は数多くされている分野です。しかし、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)の研究者らはさらに踏み込み、足を切断した人に対して、足の裏やひざを曲げた際の感覚を取り戻そうという研究を行っています。

この研究成果は医学に関する国際的な学術誌Nature Medicineで発表されており、それによると既存の義足にセンサーを追加し、被験者の太ももに埋め込んだ電極を通じて脚の神経に接続。膝の曲げ伸ばしや、足裏の触覚情報を脳に送ることに成功しました。

被験者は2人だけで、しっかりとした研究サンプルとしては少ないのですが、この神経フィードバックを備えた義足を使うことで、歩行中の酸素消費量が減少したほか、歩行に集中しなければならないという精神的な負担も減少したとのこと。平たく言えば、歩きやすくなったということです。


また、人工装具とは関係なく、神経フィードバックのインターフェースを使うことで、神経に電気的な刺激を与えることができます。これにより、失った部位に痛みを感じる幻肢痛の症状が大幅に緩和したとしています。

現状では表皮から挿入するインプラントを利用しているため、定期的な健康診断が欠かせませんが、将来的にはペースメーカーのように完全に埋め込み、ワイヤレスでフィードバックを送れる装置を開発し市場に投入したい考えです。

 
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