App Store定期購読、支払い遅れても猶予 ユーザー退会防ぐねらい

ユーザーを引き止められる一方で、タダで使われるリスクも

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年09月13日, 午後 12:20 in apple
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動画や音楽ストリーミングなど、ますます身近になりつつあるサブスクリプション(定期購読)サービス。しかし、引き落とし口座の残高不足やクレジットカードの期限切れなど、意図せずに支払いが滞り、サービスの自動更新が停止される事態はときおり起こること。

アップルはこうした事態につき、サブスクリプション課金の猶予期間を設けると発表しました。これにより自動更新に失敗した場合でも、支払いが待たれている間は、ユーザーはアプリの有料コンテンツに引き続きアクセスできるようになります。今回の措置は、開発者にとっても有り難い変更になるはず。サブスクリプション料金が引き落とせず、そのままなし崩しにアプリから離れようとする顧客を引き止める時間的な猶予が与えられたわけです。

このサブスクリプションでの新たなオプションは、顧客には支払い停止後も有料のプレミアム機能にアクセスできるとともに、支払い情報を修正できる時間を提供するように設計されたもの。猶予期間は、下表のとおりサブスクリプション期間の長さによって異なります。

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新たに設けられた猶予期間内に支払いが成立すれば、ユーザー側では有料サービスの加入日数が、開発者側では収益は中断されないとのことです。なお、猶予期間の設定は強制ではなく、開発者自らがApp Store Connectでのアプリ登録に対してオン/オフが可能となっています。

つまり開発者側としては、うっかりクレジットカードの更新を忘れたお客をつなぎ止められるかもしれない一方で、更新するつもりがないユーザーにはタダで有料コンテンツを利用される可能性もあるということ。今回の変更がユーザーと開発者、双方にとってWin-Winとなるよう祈りたいところです。

 
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