アップル、手のひらで生体認証の特許を申請。Apple Watchもロック解除?

健康モニタリング目的もありそうです

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年09月13日, 午後 05:15 in apple
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Apple/USPTO

アップルは指紋認証のTouch IDや顔認証のFace IDといった生体認証システムを先がけてきましたが、新たに「手のひらで認証」システムの特許を申請していることが明らかとなりました。本特許は今年1月末に米国特許商標庁(USPTO)に提出され、今月12日に公開されたもの。「手のひら生体認証センサー層や関連方法を含む電子機器」と題された文書では、画面に埋め込まれた生体認証センサーに関する特許のほか、電子基板やフォトダイオード(光検出装置として働く半導体ダイオード)など複数の層からなるスクリーンが解説されています。
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この機器のしくみは、まず赤外線が手のひらに放射され、その反射光をフォトダイオード層が受信した結果から静脈パターンを認識。さらに手のひらの皺のデータも可視光で同時にスキャンされ、静脈パターン認識の精度を高める補助をする方式です。

特許文書内では、画面内のセンサーと合わせてFace ID用のTrueDepthカメラを使用する方法も言及しています。これにより、複数の箇所で同時に手のひら認証が可能になるというわけです。また、認証プロセス中にユーザーの手の動きをさらに追跡することで、初期設定で登録した部分に縛られることなく、現在スキャンしている手のひらがどの箇所かを認識できるとのことです。

文書中には、手のひら認証センサーを健康モニタリングのいち手段とし使えることの記述もあり。それがどのように行われるかの詳細は掘り下げられていませんが、静脈マッピングにより腫れや血管の閉塞といった健康上の問題を検出できる可能性はありそうです。

さらにアップルは、Apple WatchまたはApple Watch用バンドに本技術を応用することも想定しているようです。イメージ図ではユーザーがApple Watchの画面上に手のひらを置くさまがビジュアル化されており、加えて時計バンドに内蔵するセンサーの詳細や、ウォッチ本体とのインターフェースも解説されています。

アップルのような巨大企業は毎週のように特許を多数申請しており、そのうち製品化や実用に至るものはごく一部に過ぎません。そもそも手のひらをiPhoneにかざせるなら、指で十分ではないかとの感もあります。が、かたやApple Watchの方は手首から外して充電しているときにロック解除して操作したい場合もあり、こちらは一定のニーズがあるかもしれません。


 
 

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