HTCがCEO交代、引き続きVRに注力

仏携帯大手Orangeから招聘

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年09月19日, 午後 07:30 in VR
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HTC
VRヘッドセットVIVEシリーズやスマートフォンで知られる台湾HTCが、新CEOに携帯大手Orange出身のYves Maitre氏を任命したと発表しました。現CEOのCher Wang氏は会長に就任します。

なおHTCは2018年、スマートフォン事業の一部をGoogleへ売却し、HTC VIVEを中心としたVR/XR事業に注力しています。この方針は今後も継続される見通しです。
HTCのCEOは1997年の創業以来ピーター・チョウ(Peter Chou)氏が務めていましたが、2015年に共同創業者のCher Wang氏にCEO交代。今回の交代では、初めて外部から経営者を招聘したことになります。

Maitre氏はフランス最大の携帯電話事業者Orangeで14年以上勤務し、直近ではコンシューマー向けデバイス担当のエグゼクティブバイスプレジデントを経験。HTCとはAndroidスマートフォンのヨーロッパでの展開を巡り、協力した経験があります。

Maitre氏は「私たちは世界最高のコンシューマーハードウェアの立ち上げから、それらの管理と展開を容易とする完全なサービスの構築への移行に着手します」とコメント。これはすなわち、HTC VIVEを中心としたプラットフォーム展開を進めていく表明です。

スマホ事業の売却以降HTCの財政規模は縮小し、2018年の収益は7億7000万ドルと、株式公開後はじめて10億ドル未満の規模となりました。5G時代を見据えて展開しているVIVE事業についても、VRが多くの消費者のニーズを獲得するに至るほどの規模を獲得していないため、苦戦している状況です。

米Engadgetがこのニュースを「HTCの財政は最近混乱している」と伝えたところ、HTCは「財政『混乱』状態ではない」と反論。米Engadgetに以下のコメントを寄せています。

HTCには借金がなく、健全なバランスシートがあります。過去2年間、5G、VR、AIの将来に向けて会社を再配置しましたが、これらの投資は大きな成果をもたらすと考えています。


 
 

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