この1週間で拾いきれなかったニュースをいくつかダイジェスト的にお届けします。今回は「YouTube、認証取消しを取消しへ」「マイクラベータ版にキャラクリエイター機能」「テスラやっぱりニュルへ」などの話題をお届けします。
マインクラフトに「キャラクタークリエイター」機能
箱庭ゲームMinecraft(マインクラフト)が、最新のベータ版(1.13.0.15)でアバターの外観をより細かくデザインできるようになりました。体型や肌・髪・目の色などが、100以上のパーツから選択できます。またMinecraft開発チームが用意したいろいろなアクササリーが購入可能とのこと。
記事執筆時点では、このオプションはXbox One、Windows 10、Androidに提供されています。正式版になれば、Nintendo Switch、とiOS版にも提供され、Minecraft EarthやBedrockバージョンなどすべてのプラットフォームで利用できるようになります。
YouTube CEO「認証済みチャンネルはバッジを維持する」と方針転換
YouTube CEOのスーザン・ウォシッキー氏が、先日発表したチャンネル認証の新基準適用において既存の認証チャンネルでも基準に満たなければバッジ取り消すとした方針を変更し、すでにバッジを取得したチャンネルはYouTubeに申請せずともバッジを維持すると述べ、バッジを取り消されるとの通知を受け取った既存の認証チャンネルのクリエイターらに謝罪しました。
YouTubeはブログを更新、クリエイターがバッジをどれだけ意味あるものかを聞き入れ「すでに認証を得ているチャンネルはそれを維持し、削除に異議を申し立ててそれを取り戻す必要はありません」と新基準適用でもバッジは維持されることを明記しました。そして「クリエイターをなりすましから保護していることを確認するため、これらのチャンネルは引き続き確認します」としました。さらにこれまで同様10万人以上のチャンネル登録者がいれば、認証の申請資格も得られるとしています。
UPDATE 1: We heard loud & clear how much the badge means to you. Channels that currently have verification will now keep it without appeal. We'll continue reviewing those channels to ensure we're protecting creators from impersonation. More on our changes: https://t.co/B715A8xq2f
— Susan Wojcicki (@SusanWojcicki) 2019年9月20日
UPDATE 2: Like in the past, channels that reach 100k subs will be eligible to apply for verification. To better clarify how channels will qualify, we've updated the eligibility criteria here: https://t.co/SXwevL2ixO
— Susan Wojcicki (@SusanWojcicki) 2019年9月20日
The new look for the badge will not roll out until next year. pic.twitter.com/KW8ErX0qLa
米ウォルマート、電子タバコ販売を取りやめ
米国の大手スーパーチェーン、ウォルマートが店頭での電子タバコ販売を取りやめたと報じられています。
米国ではミシガン州やニューヨーク州でフレーバー付き電子タバコの販売が禁止され、さらにいくつかの自治体も同様の措置を講じていること、さらにトランプ政権も電子タバコの禁止を検討しているなど、全国的に電子タバコ規制への動きが活発化していることから、いつなんどきどこで電子タバコが販売できなくなるかを把握しづらくなってきているためと考えられます。
ウォルマートは過去にも、暴力的な描写を含むゲームなどの商品を店頭から引き上げたり、9月には増加する銃乱射事件への懸念として、それまで販売していた(!)銃と弾丸の販売規模を減らすとともに、銃を端から見えるように携帯している客の入店を禁止しています。
ブガッティが縮小・EV化したType 35にカーボン/アルミボディ追加
ブガッティ創業者エットーレ・ブガッティが、1922年に当時4歳だった息子に贈ったType 35レースカーの子ども向け1/2サイズモデル、通称「Baby」を、現代のブガッティが再設計、さらに電動化も果たしました。この「Baby II」は昨年、3Dプリントで製作したモデルが製造され、生産した500台が瞬く間に売り切れていました、今回はカーボンファイバーボディのBaby II Vitesse、アルミニウムボディで製作したBaby II Pur Sangを追加し、3バージョンにラインナップを拡充、一部モデルには最大10kW出力を増強するパワーアップモード「Speed Key」が搭載されます。
Baby IIはオリジナルが50%縮尺だったものを75%に大型化しており、大人でもなんとかコクピットに収まることが可能になっています。4kWモーターによる走行速度は最高45km/h、1kWにパワーを抑えた子ども向けモードでも12km/hで走行が可能です。車体重量は230kg、バッテリーは1.4kWhもしくは2.8kWhが搭載され、航続距離は最長30kmとかなり長く走れます。
本体価格は3万ユーロ(約355万円)から。お子さんを将来、ブガッティを買うようなミリオネアに育て上げたいなら、初期投資としてはお安いものでしょう。
テスラ、やっぱりニュルの4ドアEV最速記録に挑戦へ
テスラはラグナセカでのEV最速ラップタイムを記録したあと、やはりニュルブルクリンクに挑戦する模様です。ニュルでは先日ポルシェのEV、タイカン・ターボが7分42秒を「4ドアEVの最速記録」として記録していますが、テスラは9月20、テスト走行のためにニュルにModel S 「Plaid」モデルを持ち込み7分20秒をたたき出したとツイートしました。ただし、このタイムは非公式なものであり、テスラは10月に(正式な)タイムアタックを行うため戻ってくるとツイートしています。
Data from our track tests indicates that Model S Plaid can achieve 7:20 at the Nürburgring.
— Tesla (@Tesla) 2019年9月19日
With some improvements, 7:05 may be possible when Model S returns next month.
ただ、Engadgetの姉妹サイトAutoblogでは、そのModel Sはフェンダーフレアに幅広なハイグリップタイヤを装着し、リアスポイラーや大きなフロントグリルを備えていたとして、その写真も掲載しています。なるほどしかにそのローダウンしたスタイルはかなりレーシー。テスラModel Sをレースカーに改造して行なわれるEVレース「エレクトリック・プロダクションカー・シリーズ(EPCS)」用車両までは行かないものの、ノーマルとは明らかに異なる威容を誇っています。
なお、テスラはふたたびタイムアタックに戻ってくるときのためなのか、ニュルに充電設備スーパーチャージャーを設置したことも合わせて報告しています。
We installed a Supercharger at Nürburgring. Makes it feel like home, you know? pic.twitter.com/x1tPjI7bi0
— Tesla (@Tesla) 2019年9月18日