PC用のVRヘッドセットとして注目を集め、その後のVRブームをけん引したのは、2016年に発売が開始されたOculus RiftやHTC Viveでした。この年はゲーム機のPS4用となるPlayStation VRも登場しており、VR元年とも呼ばれています。

ここからさかのぼる事14年。実はPS2用にVRの先駆けともいえるヘッドマウントディスプレイが登場していました。この「PUD-J5A」が発売されたのが、2012年の今日です。today当時からヘッドマウントディスプレイ自体は存在しており、それほど珍しいものではありませんでしたが、主目的は映像の試聴。「●m先に■インチの大画面で視聴できます」というのがありがちな売り文句でした。

もちろんPUD-J5Aのリリースにも「仮想視距離約2mで42型相当の臨場感溢れた映像と音響が楽しめます」と書かれていますが、これ以上に重要なのが、ヘッドアクショントラッカー機能を搭載していたことです。

today

これは頭の上下左右の動きを検出し、映像に反映できるという機能のこと。つまり、頭の向きに合わせてVR空間内の映像を動かせるため、まるでそこにいるかのような感覚で全方位見渡すことができたわけです。

自分の位置や高さなどまでは反映できないとはいえ、単純な視聴ではなく空間そのものが楽しめるといった点は、今のVRと大きく変わりません。

とはいえ、入力はSビデオだったり、液晶の画素数が約18万しかなかったり、画角も約25度しかないなど、今と比べてしまうとだいぶ差がありますけど。

today

9月26日のおもなできごと

1978年、東芝が初の日本語ワードプロセッサ「JW-10」を発表
2002年、ソニーがPS2用ヘッドマウントディスプレイ「PUD-J5A」を発売
2013年、クリプトン・フューチャー・メディアが「初音ミク V3」を発売
2013年、Orbotixがスマートトイ「Sphero2.0」を発売