iFixitがApple Watch Series 5を分解。Series 4とほぼ同じながら細かな変更

やはり全面モデルチェンジは2020年待ちかも

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年09月26日, 午後 01:00 in Applewatch
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発売されてまもないiPhone 11iPhone 11 Pro Maxに続き、Apple Watch Series 5(44mmモデル)の分解レポートが発表されました。今回も分解したのは、最新デバイスの解体でおなじみの修理業者iFixitです。前モデルのApple Watch Series 4と見かけはほぼ同じSeries 5ですが、新たなSoCであるS5チップは、やはり前S4チップと同じGPUとCPUであることが分解によっても確認されました(ストレージ容量は2倍となっていますが)。この件は、iOS開発者のSteve-Troughton Smith氏がiPhoneアプリ開発ツールXcodeの解析結果から導いていた推論を裏付けるものです。

そして関心の焦点となるのが、前モデルからの最大の進化と言える「常時点灯ディスプレイ」周りです。アップルによれば新しい環境光センサーや改善された電源管理チップ、高度なディスプレイドライバーなどを使用したとのことですが、iFixitは「実際の改善は人間の目に見えないディスプレイ技術に組み込まれている」と述べており、外から見えるパーツのかたちで組み込まれているわけではないようです。
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とはいえ、iFixit恒例のX線透視図では、有機ELパネルの下に環境光センサーが確認できます。しかし新機能の1つである内蔵のコンパスは「非常に小さなジャイロスコープを使用していると思われる」とのことで、やはり視認はできていません。

さらにバッテリーは、44mmモデルでは1.4%の増加。ユーザーの体感的にも(Series 5を買った筆者の経験上も)Series 4から駆動時間が伸びたとの声は聞こえてきませんが、常時点灯による消費電力の増加と相殺される程度とは言えそうです。

ただし、iFixitは40mmモデルも分解してみたところ、こちらは前年モデルから大幅に異なっており、容量が10%も増加しているとのこと。このあたりに関しては調査中であり、詳細が分かりしだい情報を更新すると述べられています。

こうした違い以外は、Series 5の内部構造はSeries 4ととてもよく似ています。しかし、TapticEngineやディスプレイ、バッテリーのコネクタなどが再設計されており、その多くがSeries 4の部品と互換性がないほどの小さな変更は加えられていると伝えられています。

以前アップルは台湾サプライヤーとMicroLEDディスプレイにつき交渉を進めており、これが来年のApple Watchに採用されるとの噂が報じられていました

MicroLEDとは、超微細なLEDを敷き詰めて映像表示する技術であり、有機物を使用していない分だけOLEDよりも画面の焼き付きに強く、電力効率も高いため常時点灯ディスプレイ向きと見られています。Apple Watchの抜本的なモデルチェンジは、2020年待ちかもしれません。

 
 

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