脱獄不要のiOSアプリストアを開発者が公開。ファミコンエミュレータアプリなど登録

アップルはどう出る

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年09月27日, 午前 07:50 in mobile
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Chris Schodt/Engadget

iOSアプリ開発者のRiley Testut氏が、AltStoreと称する独自のiOSアプリストアをリリースしました。このような野良アプリストアを利用する場合、iOSデバイスでは通常、管理者権限を取得するための"脱獄(jailbreak)"と呼ばれるOSの改変作業が必要になります。しかしAltStoreの場合は初心者には敷居の高い脱獄をすることなく利用できる方法を採用している模様です。AltStoreは、iOSに対して開発者がテスト実行用アプリをサイドロードしているように見せかけて、独自のアプリをインストール可能にします。そのため、アプリをインストールできる状態を維持するためには7日ごとにMacまたはWindows PCを使ってアプリに再署名し、iTunesのWiFi同期フレームワークを通じて、デバイスに再登録しなければなりません。

しかしこの手順を実施する(要するにiOSデバイスを騙す)ことで、たとえばアップルが絶対に承認しない任天堂のゲーム機のエミュレーターDelta(Testut氏作)などをインストールできるようになります。なお、アプリのインストールには使い捨てでも良いのでApple IDが必要ですが、これはアップルのウェブサイトで無料で作れます。

AltStoreは、テストのために開発中のアプリを仮インストールする仕組みや、iTunesとの同期のための機能を利用しています。この仕組みをアップルが無効化することは、開発者がアプリをテストしたり、一般ユーザーがiTunesを通じて同期するのを不可能にしてしまいます。そのため、実質的にアップルはAltStoreを無効にすることができないと予想されます。

AltStoreは記事執筆時点ではプレビュー版とされており、正式版は9月28日に正式リリースする予定とのこと。ただ、アップルがこれを認めることはないはずなので、AltStoreに対してなんらかの措置を講じる可能性は充分にあります。

AltStoreがいつまで存在していられるかは心配ですが、iPhoneで動くファミコンエミュレーターはちょっと試してみたい気がしないでもありません。

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