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7月に発表されたばかりの新型シボレー コルベット スティングレイ(C8)は、それまでの伝統だったフロントエンジンをミッドシップにレイアウト変更して、大きくスタイルを変えてきたのが話題でした。そして10月2日、シボレーはそのコンバーチブル版となる「コルベット スティングレイ コンバーチブル」と、サーキット向けのレースバージョン「C8.R」を同時に発表しました。

スティングレイ・コンバーチブルのほうは、従来は油圧で駆動していた開閉機構が電動化され、16秒で2ピースのトップを格納します。ルーフ部分はコクピットの背後に移動したエンジンルームの上に格納されるため、コンパートメントに熱対策シールドが配置され、エンジンの放熱から保護されます。



スポーツカーのオープンモデルといえば、どちらかと言えば天気の良い日に爽快なドライブを楽しむためのものという印象を受けるかもしれません。しかし、コルベットについて言えばまったくそんなことはないようです。シボレーは、トップアップにした状態のドラッグ、つまり空気抵抗はクーペモデルと遜色なく、さらに最高速度も変わりないとして、その走行性能をアピールします。

ボディの剛性も十分なようで、Engadgetの姉妹メディアAutoblogは、コルベット スティングレイ コンバーチブルは約36kgの重量増だけで車体の補強などは必要なかったとシボレーのリードエンジニアTadge Juechter氏の言葉を紹介しました。なお、足回りについては「クーペと同等のパフォーマンスを提供するため」コンバーチブル専用に特別に調整しているとのことです。

2020発売の最新マシンらしく、高度な電子制御システムも搭載。第4世代の可変ダンパー制御システムMagnetic Ride Control 4.0やOTAアップデートに対応するデジタル・ヴィークル・プラットフォームを備えています。

コルベット スティングレイ コンバーチブルはクーペモデルに対し、"たったの7500ドル(約80万円)増し"で購入できるとのことです。



もう一台の「C8.R」のほうは、GTE規定に準拠して開発された正真正銘のレーシングカー。技術的な仕様などはまだ公開されていませんが、北米の耐久レースIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTLMクラスにフル参戦することが決まっています。デビュー戦となるのは2020年1月のデイトナ24時間レース。

レース仕様だけあって、全体に幅が広く、車高を低くして走行安定性を向上させるのはもちろん、各部のエアロパーツや冷却用のエアインテークなど細かくボディワークが作り込まれていることが写真からわかります。

コルベットはこれまでにモータースポーツで100回以上の勝利を飾ってきました。C8.Rはミッドシップレイアウトに変わっても、これまでと変わりなくレースで勝ち続けることが期待されるマシンです。