背面手帳型iPhoneケースの定番RAKUNIに、iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max/XR版が新たに加わりました。今回量産前の撮影サンプル(手縫いの試作版)を借用したので、最速レビューをお届けいたします。
今回発売されるケースのラインアップは、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone XR用。iPhone 11とiPhone XRは本牛革仕様のみが、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxは本牛革仕様とソフトレザー(合成皮革)仕様の2種類が用意されます。
ここで重要なのが価格と発売日。下記にリストアップしましたが、ソフトレザー(合成皮革)仕様のほうが安価で、発売日も10月5日前後リリースと早いです。ちなみに本革仕様は10月25日前後リリース予定。本牛革ならではの質感、経年変化を楽しみたい方は、しばし発売をお待ちください。価格はすべて税込みの希望小売価格です。
●iPhone 11用
RAKUNI Leather Case for iPhone 11(本牛革、7480円)
左がピュアブラック(Pure Black)、右がキャラメルブラウン(Caramel Brown)
●iPhone 11 Pro用
RAKUNI Leather Case for iPhone 11 Pro(本牛革、7480円)
RAKUNI Soft Leather Case for iPhone 11 Pro(ソフトレザー、4400円)
左から並ぶスモーキーピンク(Smokey Pink)、レイクグリーン(Lake Green)、ネイビーブルー(Navy Blue)がソフトレザー、キャラメルブラウン(Caramel Brown)、ピュアブラック(Pure Black)が本牛革
●iPhone 11 Pro Max用
RAKUNI Leather Case for iPhone 11 Pro Max (本牛革、7920円)
RAKUNI Soft Leather Case for iPhone 11 Pro Max(ソフトレザー、4840円)
左から並ぶスモーキーピンク(Smokey Pink)、レイクグリーン(Lake Green)、ネイビーブルー(Navy Blue)がソフトレザー、キャラメルブラウン(Caramel Brown)、ピュアブラック(Pure Black)が本牛革
●iPhone XR用
RAKUNI Leather Case for iPhone XR(本牛革、7480円)
左がピュアブラック(Pure Black)、右がキャラメルブラウン(Caramel Brown)
なお、本牛革とソフトレザーの2種類が用意された理由は、ソフトレザーのほうが色むらなどが出にくいためにいろんな色や質感に挑戦しやすいことと、本牛革より安価に作れること。本牛革の高級な質感を愛でたい方と、リーズナブルにカラーを楽しみたい方両方に対応できるようにしたとのことです。
また、iPhone 11用は実機のカラーをちゃんと見てから「ドンピシャ」な色を検討するため、今回は本牛革のみがリリースされましたが、カラフルなソフトレザーも開発予定。iPhone XR用は、少量のリリースなのでほしい方は早めに入手したほうがよいかもしれません。
■パッケージは簡素化、中身はいつもどおりのRAKUNI
さて、それではようやく製品レビューパートに入ります。と言っても、今回借用した「RAKUNI Soft Leather Case for iPhone 11 Pro Max」は、端的に言えば従来通りのRAKUNIです。パッケージや、カメラ穴などの製品の形状は異なりますが、質感は従来品といい意味でまったく同じ。手抜きはいっさいないというのが率直な感想です。
パッケージは厚手のビニールに、製品本体、ストラップ、説明書を兼ねた厚紙だけが入った簡素なものに変わりました。これは手抜きではなく工夫ですね
本体外側
本体内側
本体内側のハードケース部分はポリカーボネート素材が採用されています
ポケットの負担がかかりやすい部分にはしっかりと補強が入っています。このあたりの丁寧な作りが安価な手帳型ケースとは一味違います
■新色レイクグリーンと11 Proのミッドナイトグリーンのマッチングは?
RAKUNIの新色レイクグリーンとiPhone 11 Proのミッドナイトグリーンのマッチングはなかなかよいですね。濃緑、エメラルドグリーン、灰青、そしてiPhone 11 Pro自体のミッドナイトグリーンが調和しています。
トーモの東さんによれば「狙ったわけではないんですが、新型iPhoneのミッドナイトグリーンに合わせたかのような色になりました」とのことですが、ミッションインポッシブル的な超法規的な手段で情報を入手したのではと疑いたくなるぐらいの強運です。
濃緑、エメラルドグリーン、灰青、そしてiPhone 11 Pro自体のミッドナイトグリーンの色が、まるで申し合わせたかのようにマッチしています
トータルコーディネートを考慮して、壁紙も緑系に設定することをオススメいたします
ボロボロのカードがまるで歴戦の勇士っぽく見えるのは、ボトムズカラー、トリプルカメラだから? あーひさしぶりにボトムズって書きました。ボトムズボトムズ
■ところで、超広角カメラだけど大丈夫?
iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max用ケース発売のうわさを聞いたとき、というかトーモの東さんがSNSでポロポロしゃべっているのを拝聴したとき、フリップ部分が超広角カメラに写り込まないかなーというのが心配だったのですが、これはまったくの杞憂でした。
実際にiPhone 11 Pro MaxにRAKUNIを取り付けて、超広角で撮影してみましたが、閉じていればフリップ部分が写り込むことはありません。でも一番フリップに近いカメラが超広角カメラだったら危なかったかもしれませんね。
iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxには端末上から広角、超広角、望遠カメラが配置されています
左上が広角、右上が超広角、左下が望遠カメラで撮影した写真です。右下の写真ではフリップを広げて、超広角カメラにあえて写り込ませてみました
■ケースとしての使い勝手もおさらい
最後にケースとしての使い勝手もチェックしていきましょう。まずフリップをスタンドとして利用できる機能ですが、インカメラが32mmから23mmに広角化したiPhone 11シリーズではさらに便利に活用できそうですね。
ひとりでセルフィ―すると寂しいですけども......
ストラップを取り付ける「スマホリング」は、写真を入れるときに中指を入れるとホールドしやすいと公式ページに記載されていますが、私の太い中指はお断りされてしまいました。薬指もちょっと厳しいです。ほっそりした指の方は、私の代わりにぜひお試しください。
まあ第2関節が入らなくてもホールドできなくはないですが......
モバイルSuicaは問題なく使えますね。ただしICカードを使う場合にはフリップを開いてタッチするか、磁気干渉防止シートの使用が推奨されているのでご注意ください。
RAKUNIを装着していても、特にモバイルSuicaの感度などに変化は体感できません。普通に使えます
問題はワイヤレス充電器が使いづらいことですね。筆者が使っているQi対応充電器では、フリップを開いたうえで、カードをすべて取り出さないと充電できなかったです。そしてトーモも利用時の注意として、ワイヤレス充電器を使う際にはカード類をすべて抜くようにと記載しています。でも、充電のたびにカードをすべて抜くのは面倒ですよね。
これは面倒。RAKUNIを使う場合は、素直にLightning端子で充電したほうがよいと思います
ここ1年で急速にキャッシュレス化が加速している実感があります。床屋でもPayPay使えるようになったりしていますし。でもあまりに財布を取り出さないので、最近財布を忘れて外出してしまうことが多いです。そんなときにクレジットカード、キャッシュカード、免許証がRAKUNIのポケットに入っていれば、国内ならまーなんとかなる時代です。ワタシ同様のうっかりさんは、RAKUNIを導入して、財布を追放してはいかがでしょうか?