Gemini Man
ウィル・スミス主演の最新映画『ジェミニ・マン』は4K 3D、120fpsで撮影されています。この映画を制作したアン・リー監督とパラマウント映画は、「4K/3D/120fpsのコンボこそが、映画に没入できるもっとも単純なフォーマット」だとして、米国の映画館に120fps対応を呼びかけていました。

そして、全米で14のAMCシアターがこの作品を120fpsでかけることになりました。ただし、これらの劇場は3D対応ではあるものの解像度は2Kでしかなく、アン・リー監督が理想としたフルコンボを達成する映画館は米国にはありませんでした。パラマウントは、チェーン経営の映画館に対して120fps対応を呼びかけてはいたものの、結局IMAXを含むHFR(High Frame Rate)対応の 4K 3Dスクリーンではどこも60fpsまでにとどまりました。このため、米国ではアン・リー監督が意図したフォーマットで『ジェミニ・マン』を鑑賞できる環境は整いませんでした。

リー監督は、映画における先端技術を採用することで知られており、2016年の『ビリー・リンの永遠の一日』も、今回と同様のフォーマットで撮影されています。しかし、ジェミニ・マンが証明したようにほとんどの劇場用映写機はまだ監督の望む環境に追いつけていないのが実情のようです。

4K/3D/120fpsのコンボはウィル・スミスの若返った姿をまるで実物のようにリアルに見せることができるとされます。そして、今月初めの試写会では、パラマウントが専用のシステムを構築して監督の意図のとおりに上映されたとのこと。

なお、英国ではDolby 3D techを備えるOdeon系列の複数の劇場で120fps上映を行うとのこと。またアジア地域でも、ごくわずかな劇場で120fps 4Kでの上映が予定されています。

ちなみに『ジェミニ・マン』は日本でも10月25日より劇場公開されます。なかでも埼玉県のMOVIXさいたま、大阪府の梅田ブルク7、福岡県T・ジョイ博多では"ドルビーシネマ3D+ in HFR"として120fps上映されるとのことです。