AAR
アップルがAR(拡張現実)ヘッドセットを開発中との噂はたびたび伝えられていますが、それが2020年第2四半期(4〜6月)の発売に向けて、この年末から量産に入るとの予測が報じられています。情報の出所は、アップルのインサイダー情報で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏の最新研究レポートです。それによると、アップルはサードパーティブランドと協力して、2020年に同社初のARヘッドマウント製品を発売。Changying Precisionが主要なシャーシサプライヤになるとのことです。

Kuo氏は3月にも「アップルが遅くとも2020年第2四半期にはARヘッドセットの量産に入る」(発売はそれ以降)と述べていましたが、今回のレポでは発売時期の予測を前倒しにした格好です。

ほかアップルARヘッドセットについては、7月に台湾DigiTimesが開発プロジェクト一時中止の観測を伝えたあと、社内でテコ入れの人事があったとの噂や、iOS 13ベータから手がかりが発見されたりなど、情報が錯綜していました。

ではこのARヘッドセットは、どういった製品になるのか――上記のKuo氏の予測では、デバイスは基本的にはディスプレイ機能のみを担当し、実際のコンピューティングやレンダリング、ネット接続などの機能はiPhoneが処理するかたち。すなわち、スマートフォンをはめ込む簡易型と、単体動作タイプの中間とされていました。

そのような形態にすれば様々な部品を内蔵する必要がなくなり、ヘッドセット部分は軽量になるはず。反面ではARの計算や描画といった負担はiPhoneにかかることになり、バッテリー持続時間が短くなる懸念にも繋がります。そうした考慮も織り込んだ上で、iPhone 11シリーズのバッテリーは前年モデルより増量されているのかもしれません。