アップル、2022年のiPhone搭載めざして5Gモデム開発中のうわさ

間に合わなくてもクアルコムから調達できそうですが

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年10月12日, 午後 03:35 in 5g
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ASSOCIATED PRESS

アップルが社内で5Gモデムチップを開発しているとの噂は何度か報じられてきましたが、2022年のiPhoneに投入すべく厳しい期限を設定したとの観測が伝えられています。米ビジネス誌Fast Companyの情報源によると、アップルは2022年のiPhone搭載に向けて5Gモデムチップ開発を社内で推進しているとのことです。

アップルは以前からインテルとクアルコムの両社からエンジニアを募集し、今年4月時点では1000〜1200人もの技術者チームが開発に取り組んでいると報じられていました。その後、同社はインテルのスマートフォン向けモデム事業の"大半"を買収したと正式に発表しており、2021年までに一部製品に投入を検討しているとの噂もありました

しかし自社製5GモデムをiPhoneに搭載するには、社内開発が終わったとしても、その後に各キャリアでの接続テストや世界各国での認証といった厄介な作業が待ち受けています。それとは別に、米連邦通信委員会(FCC)の要件を満たすためのテストも受けなければいけません。

こうした期間を含めると、クアルコムとインテル出身の経験豊富なモデム開発チームをもってしても、2022年という期限は相当な困難が予想されます。そしてアップルはこれまで独自のモデムを製造したことがないため、主導権を握っている一部の人々は、どのぐらいの時間がかかるか完全に理解していないかもしれないとのことです。

そもそもアップルがモデムチップ開発についてインテルと協力していたのは、モデムをAシリーズプロセッサ(iPhone 11シリーズのA13 Bionic等)など他のチップと統合したSoC設計にするよう望んでいたからと伝えられています。緊密に統合することで、モデムの速度や電力効率の向上が期待できるためです。

そしてアップルがインテルのモデム技術を獲得したことから、5GモデムがSoCに統合される可能性は高いはず。とはいえ、2022年という期限はやはり厳しいため、その年は5Gモデムチップを独立したチップとして搭載した上で、翌年2023年にSoCに組み込まれるかもしれないとのことです。

iPhoneに内蔵された部品の中でもモデムチップは大きなコストを占めており、ハードとソフトの統合的にもアップルが5Gモデムの内製を望んでいる可能性は高いと思われます。とはいえ、アップルはクアルコムと和解した際に6年間の半導体供給を含む契約(2年間の延長オプションを含む)を締結しており、仮に2022年までに自社開発が間に合わなかったとしても、その間はクアルコム製の5Gモデムチップで凌ぐことができそうです。
 
 

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