CPUにAtomを採用し、非力ながらもWindowsが動作する激安ノートPCとして人気となったネットブック。性能の低さを補うため、高速なGPUを内蔵した「NVIDIA Ion」プラットフォームを採用した世界初の製品が「IdeaPad S12」でした。

このIdeaPad S12が日本で発売されたのが、2009年の今日です。
todayPCの性能はCPUで決まる部分も多いですが、それ以外で重要な部分といえばGPUがあります。ゲームをしないなら関係ない......と思われがちですが、非力なCPUでは動画再生/圧縮支援の効果が大きく、NVIDIA Ionであれば、ネットブックながらフルHD動画の再生が可能となるのが強みでした。

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また、Intel環境よりもメモリー帯域が広くなるため、パフォーマンスのボトルネックを解消できるという点でも魅力的なプラットフォームといえるでしょう。残念な点といえば、特殊なハードウェアが追加されることから価格が約7万円と高くなってしまっていたこと。安さが魅力のネットブックでは、なかなか微妙なラインです。

主なスペックは、CPUにAtom N270、1GB メモリー、250GB HDD、12.1インチ液晶(1280×800ドット)といったもの。重量は約1.4kgと、結構な重さがありました。

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ちなみに第1世代のNVIDIA Ionは純粋にチップセットの置き換えで実現されていましたが、Atomが次の世代になるとノースブリッジ機能が統合されてしまい、そのままでは使えなくなってしまいました。このため、第2世代のNVIDIA Ionは外付けのGPUを搭載する形で実現されています。

10月22日のおもなできごと

2008年、米T-MobileがAndroid1.0搭載「T-Mobile G1」(HTC Dream)を発売
2009年、マイクロソフトが「Windows 7」を発売
2009年、レノボがNVIDIA ION採用ネットブック「IdeaPad S12」を発売
2013年、アマゾンが「Kindle Paperwhite」の新モデルを発売
2015年、ドコモが「Nexus 5X」を発売