アメリカ空軍が不審なドローンを打ち落とすバギーを導入。海外では一般的な220Vのコンセントで充電可能

過去には鷹や投網でのドローン捕獲も……

中田ボンベ(Bonbe Nakata)
中田ボンベ(Bonbe Nakata)
2019年10月23日, 午後 04:10 in drone
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Raytheon2019年10月22日(現地時間)、アメリカのレイセオン社は、今月初めにアンチドローンシステムを搭載したバギーをアメリカ空軍に納入したことを明らかにしました。

このアンチドローンバギーには、高出力のレーダーシステムが搭載されており、不審なドローンを光学・赤外線センサーで検出します。捕捉したドローンが敵性だと判断した場合に、レーザーショットで打ち落とすというシステムです。
レーザーショットに用いる電力は、海外では一般的な220ボルトのコンセントで充電可能です。しかし、一度の充電で数十回しか放つことができないため、長時間運用する場合はジェネレーターとセットで稼働させる必要があります。

今後は、約1年間にわたり海外で試験を行い、実際にどのくらいの成果を挙げることができるかの確認を行うとのこと。

米軍では、過去にドローンをミサイルで撃墜する防衛システムの導入を考えており、レイセオン社でもドローン撃墜ミサイルを開発したことがあります。しかし、途中で防衛方針が変更になり、今回のようなレーザーショットで打ち落とすシステムになりました。

ちなみに、同じように不審なドローンを検知して撃墜するシステムは、ドローンシールド社が開発したものがNASCARの会場や、平昌オリンピックで用いられました。また、ロシアではドローン撃墜用のショットガンや爆発物を搭載できる対ドローン用ドローンも開発されています。

ほかには、網を発射してドローンを捕獲するバズーカが開発されたり、オランダで鷹を使ってドローンを捕獲するプロジェクトが実施されたりしました(すでにプロジェクトは終了して鷹は引退)。

ドローンによる攻撃を防ぐのは難しいとされており、最新鋭の防空システムを敷いていたサウジアラビアの石油施設でもドローンによる攻撃を防ぐことができませんでした。そのため、さまざまな試行錯誤が続けられています。今回のレイセオン社のシステムがどこまでドローン攻撃に対抗できるのか注目です。
 
 

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関連キーワード: antidrones, defence, drone, Security, technology, UsAirForce
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