Lumix S1Hがミラーレス機初のNetflix認定。映像作品のメインカメラとして使用可能に

低予算の映像作家には魅力的な選択肢になる?

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年10月25日, 午前 10:50 in Cameras
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Steve Dent/Engadget
Netflixが、映像製作用のカメラに初のミラーレス一眼カメラとしてパナソニックのフルサイズ機 Lumix S1H を認定しました。これでS1HはDCI 4K(4096 x 2160)またはUHD(3840 x 2160)でNetflix向けに撮影するメインカメラとして使えるようになり、映像製作者は高価なプロ向けカメラでなくともNetflix向けのコンテンツを制作できるようになります。Lumix S1Hは今年9月に発売されたパナソニックのフルサイズミラーレスカメラ。3月に発売されたS1およびS1Rに続くモデルで「シネマミラーレス」を標榜、動画撮影能力を強化して最大6K/24fpsの動画記録に対応するなど、本格的な映像製作に耐える性能をそなえています。

Netflixが提示したS1Hのプロダクションガイドには、4K以上の解像度でV-Logピクチャープロファイルを使用し、4:2:2 10bit All-I(400Mbos)でのエンコーディングが指定されています。また、Netflixは全画素読み出しでラインスキップを使用しないことを要求していますが、S1Hの場合はスーパー35mm画角もしくはセンサー幅をフルに使用することでこれをカバーできるとのこと。

そのほか、アスペクト比4:3のアナモーフィックレンズを使用したシネマスコープサイズや、6K(3:2、5888 x 3312)フォーマット、スーパー35mmセンサーサイズの4K/60fpsを使ったスローモーション撮影も承認されています。ただし、6K解像度はIフレームの扱いがメインカメラの規定に満たないため、Bカメラとしての使用に限るとのことです。また、ボディ内手ぶれ補正や電子式手ぶれ補正などの機能はいくつか条件付きながら使用することができます。

税込みで55万円前後と、われわれ一般人にとってはかなり高嶺の花なLumix S1Hですが、プロ映像作品向けカメラとして考えれば非常に安価と言えるでしょう。ただ、これはボディのみの価格であり、撮影に必要なLマウントレンズが別に必要です。

S1Hは長時間録画で発生する熱を逃がすための冷却ファンまで内蔵した、動画撮影に重きを置いたカメラです。それでいてあくまでスチールカメラの形状を維持し、シャッターボタンの耐久性は40万回を達成するなど、スチールカメラとしても抜かりないものとなっています。

ちなみに、Netflixは映像作品の90%以上を承認済みカメラで撮影しなければならない定めています。またドキュメンタリー作品の場合はカメラの縛りは緩められるとのことで、そこはNetflix側との相談で決められるようです。
 
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