SpaceXのCrew Dragon宇宙船、火災事故後初の点火試験を11月2日に実施へ

ボーイングの宇宙船開発も遅れています

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年10月25日, 午後 02:30 in Space
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PHILIP PACHECO via Getty Images
SpaceXが、宇宙船Crew Dragonのエンジン点火試験を11月2日に実施します。Crew Dragonは4月にSuperDracoエンジンの点火試験を実施した際に爆発的な火災を発生しました。その原因究明は7月までかかり、その後の修正作業がようやく完了したとCNBCは伝えています。Crew Dragonは最大7人の飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)など軌道上へと送り込む能力を持つ宇宙船。今年3月にはISSへテスト飛行を行い、ドッキングにも成功しています。4月に発生したエンジン点火試験は、緊急時を想定したものでしたが、このとき内部配管において液体酸化剤が逆止弁のチタン素材に反応してしまったために、爆発的な火災へと発展してしまったとされます。

11月2日に新たな点火試験の日程が組まれたということは、この問題発生箇所その他の問題対策が完了したことを意味します。試験場所は4月のときと同じケープカナベラル空軍基地。

この試験が成功裏に終われば、次のステップとしては点火試験でも使用したSuper Dracoエンジンと安全システムまわりの動作確認となる空中離脱試験が待ち受けます。打ち上げ中に異常が発生した際に宇宙船を離脱させ、地上へと戻すシステムの動作確認となるこの試験は、無人のCrew Dragonをロケットに搭載し、離陸直後に離脱システムを起動させて実施されます。

また、Crew Dragonを安全に着陸させるパラシュートシステムの試験も、少なくとも10回は行われる予定。これらがすべて完了すれば、今度は飛行士を乗せたDemo-2フライトが、来年のはじめにも行われる可能性があるとのこと。

SpaceXとともにISSへの飛行士輸送契約をNASAと結んでいるボーイングは、やはり開発が予定より遅れているCST-100 Starliner宇宙船を使ったISSへの無人飛行試験を12月にも実施する予定。

NASAは2019年11月までロシアのソユーズの搭乗権をもっているものの、その後の搭乗権は飛行士1人1回あたり57億ルーブル(約97億円)の運賃で購入する必要があるとも言われており、SpaceX、ボーイング宇宙船による輸送実現が待たれるところです。

 
 

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