電子タバコによる疾患の原因はビタミンEアセテート?調査した肺組織サンプルすべてから検出

大麻成分の希釈に使われます

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年11月11日, 午後 12:50 in Medicine
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アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が、電子タバコ使用者に関連する肺疾患の原因物質が「ビタミンEアセテート」の可能性が高いとする報告を公表しました。CDCは患者29人の肺組織サンプルを調べ、そのすべてからビタミンEアセテートを検出したとのこと。

ビタミンEアセテート聞くとなにやら身体に良さげな響きに聞こえる成分で、実際に化粧品など様々な美容品にも使われているものの、吸引した場合は話が別で、過去の研究では肺に有害な影響をおよぼす可能性が示されています。ではなぜこの危険なビタミンEアセテートが、わざわざ肺に吸引する電子タバコの成分に含まれていたのかが気になるところですが、その理由は一部の電子タバコ用ポッドに含まれている向精神物質テトラヒドロカンナビノール(THC)を蒸気化しやすく希釈するためだとのこと。なお、THCは大麻(マリファナ)の主な有効成分で、向精神作用があります。

もちろん、肺組織のサンプルには他の電子タバコからとみられる成分も含まれていたものの、すべてのサンプルで一貫して検出されたのがビタミンEアセテートでした。なお、29人のサンプルのうち23人分からはTHCが、16人分からはニコチンが検出されています。

なお、CDCはまだビタミンEアセテートが電子タバコ使用者に急増した肺疾患の原因だとはまだ断定はせず、複合的または複数の問題が残っている可能性を引き続き調べています。とはいえ、市場に出回っている一部の電子タバコ製品がTHCを含み、その希釈にビタミンEアセテートが使用されていることはほぼ明かとも言えるため、CDCはTHCを含む電子タバコ製品とポッドを使用しないよう、特に友人や路上のディーラーに「特別な出どころからの上物」を薦められてもそれを購入しないよう呼びかけています。

 
 

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