iPhone 11 Proはプロ仕様ビデオカメラの代わりになるのか。受賞歴ある撮影スタッフが検証

やはりレギュラー採用するのは厳しそうです

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年11月10日, 午後 09:05 in apple
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CNET

米批評誌にも高評価されたiPhone 11 Proシリーズのカメラ品質は、デジタル一眼レフカメラにも迫るとの声があります。

では、ビデオカメラとしての性能はいかほどか。経験豊富な映像スタッフにiPhone 11 Proだけで撮影してもらい、どれだけプロ仕様の撮影機材に迫れるかに挑んだ記事が報じられています。米CENTは姉妹紙の自動車情報サイト「Carfection(カーフェクション)」にiPhone 11 Proのみで自動車紹介ビデオを撮ることを依頼しました。同サイトの撮影スタッフは映画的なスタイルで知られ、数々の賞も受賞しているプロ集団です。

Carfectionはこの挑戦を受けて立ち、フォード・マスタング・ブリットのビデオを英ニューフォレスト国立公園で撮影することになりました。ビデオカメラはiPhone 11 Proだけですが、撮影のためにジンバル(スムーズな映像を撮るための回転台付きグリップ)やスライダー、三脚、一部シーンではMomentの外付けレンズを使用。そして動画撮影アプリとしては「FilMiC Pro」が用いられています。

ちなみにCarfectionがふだん使っているのは、パナソニックGH5のようなデジタル一眼レフカメラか、ソニーFS7のようなラージセンサーカメラとのこと。いずれも、iPhone 11 Proを上回る高価格の製品です。

Carfectionプロデューサーのチャーリ・ローズ(Charlie Rose)氏は、最終的な品質は状況によりバラツキがあったと語っています。たとえば十分に明るい場所でのクォリティは素晴らしく、ダイナミックレンジはスマホだとは信じられないほど。しかし、被写体の細部に近づき始めるとすぐに、処理によるノイズが顕著になってきたとのことです。

また、大きなイメージセンサーと同程度の被写界深度は得られず、いかにもiPhoneで撮ったことが丸わかりになるとも述べています。やはり映画のような仕上げにするのは難しいとの感想です。

その一方でローズ氏は、iPhone 11 Proのトリプルカメラは「多くの汎用性」を提供すると語るととともに、FilMiC Proアプリも「iPhoneでISOやホワイトバランス、シャッタースピードやマニュアルフォーカスなどの撮影設定を変更できるとは驚くべきことだ」と高く評価。ただし、使うのは面倒だとも語っています。

では通常のワークフローでiPhone 11 Proを使うかといえば「今のところレギュラー撮影には使えるとは思えない。重大な機器の故障が起こったときに、最後の頼みの綱にするかもしれない程度だ」とのことです。

やはりスマートフォンである以上は搭載できるイメージセンサー等の大きさには自ずと限界があるため、プロ用の撮影機材は今後も生き残ることになりそうです。
 

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