米トランプ大統領、テキサスの新Mac Pro工場を視察へ。iPhoneへの追加関税に影響?

クック氏もトランプ氏を相手に苦労してます

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年11月18日, 午前 11:40 in apple
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先週、米トランプ大統領がアップルのティム・クックCEOとともにテキサス州の新Mac Pro製造工場を視察するとの噂が報じられていました

ホワイトハウスはこの噂に関して「トランプ氏がテキサス州のアップル工場を視察すること」は事実であり、20日(米現地時間)に訪問すると認めました。ただしクック氏やその他のアップル幹部が同行するかどうかには言及していません。この噂ははじめ、米Reutersが事情に詳しい関係者の話として報じていたもの。その目的は「米国内で操業している企業を紹介する予定」とされていました。

トランプ氏とクック氏は、一種の持ちつ持たれつの関係にあります。米国内に製造業を呼び戻して雇用を創出する政策を打ち出しているトランプ氏としては、テキサス州でのMac Pro製造工場を紹介するのは自らの努力をアピールするもの。

かたや中国で製造しているアップル製品への追加関税を避けたいクック氏にとっては、トランプ氏への働きかけは不可欠と言えます。今年3月に開催された米国労働力政策諮問委員会に出席したほか、たびたびプライベートな会談の場を設けていました。新Mac Proを前モデルから引き続きテキサス州の工場で組み立てる方針も、トランプ氏への配慮と見られています。

ただしアップルにとって、あまり時間は残されていません。米国通商代表部(USTR)による中国産品3000億ドル(約33兆円)への「対中制裁第4弾」のうち、12月15日からiPhoneを含むスマートフォンやノートPC等への15%もの追加関税が課される見込みのためです。

今回の視察にクック氏が同行するかどうかは公にはされていませんが、トランプ氏とともに過ごせる時間は、iPhoneへの関税免除を訴えかける貴重な機会になるとも思われます。トランプ氏は以前もクック氏との夕食会で対中関税について議論し「彼はとても説得力ある議論をしたと思う」とコメントしていました。

しかし、新Mac Pro工場の視察がトランプ氏にどういう心証を与えるのかは未知数です。そもそも同製品の部品の多くは中国で製造されている上に、組み立て工程も高度に自動化されているからこそ、中国よりも割高な米国の人件費の元でも成立している背景があります。

これまでクック氏がトランプ氏に訴えかけてきた努力は実を結ぶのか。その答は「12月15日に予定されたiPhoneへの追加関税のゆくえ」というかたちで判明しそうです。

 
 

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