デッドプール主演、名探偵ピカチュウの声でおなじみのハリウッド俳優ライアン・レイノルズが、格安SIMなどを扱うMVNO、Mint Mobileの株式を取得しました。レイノルズはMint Mobileのプロモーション活動にも貢献することが予想されるものの、企業経営における「戦略的意思決定」を支援する立場として関わります。レイノルズは「著名人は通常、スキンケアのブランドや高価なジン製品などハイエンドな製品に投資しますが、Mintは消費者が月額65ドルを払っている最も重要なテクノロジーであるワイヤレスを月額15ドルというより手ごろな価格で提供している」「その型にはまらないところを私は好みます」と述べました。単なるプロモーション面の協力だけでなく、オーナーのひとりとして経営にも関わっていく意思を示しています。
米国ではAT&TやSprint、T-Mobile、Verizonといった4大キャリアが市場で力を示し続ける一方で、Google FiやTingそしてMintなど、特徴あるビジネスモデルを武器とするMVNOが増加しています。
ライアン・レイノルズが経営に関わるようになっても、Mint Mobileが4大キャリアに一泡吹かせるほど急成長するわけではないかもしれませんが、少なくとも消費者からの企業への信頼はこれまでよりも厚くなると考えられます。
Newest @_MintMobile customer. Also, owner of the company. To keep things above board, I'll be paying myself $15 a month. #MintOwnerpic.twitter.com/hrzd8t8T2H
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) 2019年11月25日