顔パスの自動改札機、大阪メトロが試験設置

“スマホ定期券”的に使えそう

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年11月26日, 午後 05:00 in technology
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大阪メトロ
大阪メトロ(Osaka Metro、大阪市高速電気軌道)は25日、顔認証に対応した自動改札機を試験的に設置すると発表しました。同社は2024年度までに、全駅で「チケットレス改札」の導入を目指すとしており、今回は大阪メトロの社員を対象として技術を検証します。

大阪メトロが開発した次世代型改札機は、QRコードリーダーと顔認証用のカメラを搭載。QRコードに紐付けられたデータと顔写真データに改札を通過する人を照合し、合っていればゲートが開きます。

これは日本の出国手続きで使われている顔認証ゲートと似た仕組みと言えます。日本の出国手続きではパスポートに搭載されてICチップから顔写真を読み込み、所持者の顔と照会しますが、大阪メトロの改札機ではQRコードを"鍵"として、あらかじめ登録された顔写真データを参照します。

実証実験における設置場所は4駅で、長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎駅、中央線森ノ宮駅、堺筋線動物園前駅、御堂筋線大国町駅となっています。設置期間は12月19日〜2020年9月30日です。

この技術が実用化された場合、定期券のような仕組みと親和性がありそうです。QRコードを表示するスマホ(あるいは紙でも)さえあれば、顔認証だけで通れる"スマホ定期券"のようなサービスが期待されます。

あるいは、アプリで購入から顔写真登録まで完結する1日乗車券のようなサービスを用意できれば、訪日外国人向けの利便性向上にも使えるかもしれません。

確実に言えるのは、この技術が(少なくとも近い将来には)PiTaPaやICOCA、あるいはSuicaのような交通系ICカードの置き換えにはならないであろうということです。あらかじめ顔写真を登録する手間がある上、QRコード読取+顔認証の仕組みは、改札機1つを通過するのに時間がかかりすぎるという問題があります。
 
 

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