おサイフケータイで「タッチレス」の実証実験、ドコモとソニーが実施。FeliCa応用し、レジに立つだけで決済完了

「タッチレス改札」と似た仕組み。直接の関係はなし

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年12月5日, 午後 04:10 in technology
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タッチレスFeliCa
NTTドコモとソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズは、「おサイフケータイのタッチレス対応」の実用化に向けた実証実験を12月10日より開始すると発表しました。

おサイフケータイというサービス自体、もしくはその技術的基盤となっているFeliCa(NFC-F)はそもそも"タッチレスな"(かざすだけの)決済手段ですが、今回の実証実験では、それを拡張して「カバンの中に入れたままでも決済できる」ようなタッチレス支払いの実用化を目指します。

具体的な用途として想定されているのは、スーパーのレジの"支払いエリア"に立っているだけでスマホ決済が完了するといったシーンや、ドライブスルーでアプリを操作するだけで(かざす必要すらなく)支払えるというもの。ほかにも、クルマを開錠・施錠するデジタルキーや、広告看板からクーポンを配信する仕組みとしての実証も行われます。

タッチレスFeliCa

仕組みとしては既存のFeliCa技術と、"FeliCa以外の無線技術"を組み合わせて実現しています。具体的にはUWB(超広帯域無線)による位置測定とBluetoothなどの通信を活用し、ユーザーのいる場所と決済に必要な情報の通信をまかないます。

そのような新しい無線通信の仕組みを取り入れつつ、決済のプロトコル(通信するときの"言葉")はFeliCaの技術を用いることで、高速なタッチレス決済が可能としています。

タッチレスFeliCa
▲今回の実証実験の技術概要。UWBの無線については、スマホに外付けできるアダプターを用いるとしています

なお、似たような仕組みのタッチレス決済については、JR東日本がSuicaの仕組みを用いて開発中という報道がありましたが、ソニー広報は「直接の関係性はない」と説明。NTTドコモ広報は「JR東日本の技術は正式な形での発表がないため具体的な比較はできないが、JR東日本はミリ波帯を用いていると報道されている。ドコモとソニーの実証実験ではUWBを用いているが、ミリ波帯は用いていないため、異なるものと思われる」とコメントしました。

なお、ドコモは開発中の技術を広く紹介するイベント「DOCOMO Open House 2020」を2020年1月23日〜24日に実施する予定で、その中でこの技術についても一般公開されます。


 
 

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