キヤノンのカラビナ型カメラ「iNSPiC REC」国内発表、1万3800円で12月下旬発売

ターゲットは若年層

金子 麟太郎(Rintaro Kaneko)
金子 麟太郎(Rintaro Kaneko)
2019年12月5日, 午後 02:15 in camera
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CANON iNSPiC REC
キヤノンマーケティングジャパンは、カラビナ型の小型カメラ「iNSPiC REC(インスピック レック)」を国内で12月下旬に発売します。価格は1万3800円(税別)で、家電量販店やキヤノンオンラインショップで販売する予定です。

iNSPiC RECは、「IVY REC(アイビー レック)」として海外のクラウドファンディングサイトindiegogoで支援募集していた製品で、米国や欧州など一部地域ではすでに販売しています。国内でもMakuakeにて10月27日に支援募集を開始しましたが、こちらもわずか数時間で目標金額を達成しています。

CANON iNSPiC REC▲カラビナのような輪っかが付いている

本機最大の売りとなるのは、カラビナのような輪っかが付いており、洋服やカバンに引っ掛けて持ち運べる手軽さです。加えて、IP68の防塵・防水性能に準拠しており、水深2メートルにて30秒、あるいは2メートルからの落下に耐えられる仕様となっています。フレーム部分にはゴム素材を使用し、あらゆる方向からの衝撃を和らげます。

CANON iNSPiC REC▲国内発表会場ではiNSPiC RECが水に浸かったまま展示されていた

カメラとしての基本性能は、1300万画素センサー(3分の1インチサイズ)を搭載し、1080p/60fpsか720p/30fpsでの動画撮影が可能。センサーサイズやレンズの大きさの関係上、画質はデジタルカメラのEOSやIXYシリーズなどには及びませんが、スナップ写真や人物などの撮影を想定しているとのこと。

CANON iNSPiC RECカメラ商品企画部の浅葉森氏

12月5日に開催された発表会に登壇したカメラ商品企画部の浅葉森氏は、あえてディスプレイを搭載しない理由について「大事なシーンは画面越しではなく肉眼で見たい」「あえて後から見返す楽しさがある」などを挙げ、「細かい操作性を気にすることなく、フィルムカメラのように気軽に使って欲しい」と説明しました。

CANON iNSPiC REC▲Canon Mini Camアプリ

そのかわりに、撮影した静止画や動画は専用アプリ「Canon Mini Cam」を使ってスマートフォンに転送できるほか、アプリをビューファインダーとして利用することも可能です。

CANON iNSPiC REC▲着せ替えジャケット

この他にも、オプションとして着せ替えジャケットが3種類用意されます。カメラ本体と着せ替えジャケットの取り付けは簡単で、マグネットでカチッと装着するだけです。

CANON iNSPiC REC▲着せ替えジャケットを取り外した様子

若年層をターゲットとする理由

これまで本格派のデジタルカメラを多く手がけてきたキヤノンですが、iNSPiC RECは画質だけを追求せず、なおかつ小型でシンプルな操作性を売りにしています。これは従来の路線から大きく離れたもので、意欲的な挑戦と言えるでしょう。

CANON iNSPiC REC
▲コンスーマビジネスユニットコンスーマ商品企画本部長の沢田泰一氏

同社コンスーマビジネスユニットコンスーマ商品企画本部長の沢田泰一氏によると、「カメラの所有率は主に40〜60代の男性が多く、偏っている傾向にある」と指摘します。

CANON iNSPiC REC▲若年層へのアプローチが必要だという

このため本機は「感情をその場で写真にする」をコンセプトに、10〜20代前後の若年層をターゲットとしています。商品企画も20代の女性を中心に担当しており、小型サイズや本体カラーなどについても慎重に検討してきたと言います。

海外発表と国内発表でタイムラグが生じた理由については「米国で先行してテストマーケティングを行い、カメラと接続するスマホアプリの調整(日本語化など)に時間を要した」と説明しました。

沢田本部長は、この他にも「iNSPiC RECで写真撮影の楽しみ方を新たに提案したい。新たな価値を創出したい」と述べ、イメージング市場の活性化に繋げたい考えを示しました。

 
 

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