Apple Watch、旅行中の男性に不整脈を警告して入院のきっかけに

病院では「Apple Watchに命を救われた男」として有名人だったとのこと

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年12月8日, 午後 08:20 in Applewatch
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毎週どこかで人の命を救っている感のあるApple Watchですが、74歳の男性が休日の旅行中に心房細動の兆候を知らされ、すぐに入院して手当が受けられた話が伝えられています。米フロリダ州レイクワースに住むロイ・ロビンソンさん(74歳)は、休暇中にメリーランド州ボルチモアにいる息子家族の元を訪ねました。その滞在中に学校の孫娘に会いにいったとき、教室のある3階に着くと、妻のデールさんは夫が息を切らしていると気づいたとのことです。

ちょうど同じ頃に、ロイさんはApple WatchからAFib(心房細動)の兆候を検出したと、1時間に1回のペースで警告を受けていました。しかしご本人は心房細動が何であるかを「知らなかった」とのことで、ググって調べたと語っています。

ちなみに心房細動とは、心臓の脈拍リズムが不規則になる「不整脈」の一種であり、心房(4つに分かれた心臓の部屋のうち、上の方の部屋2つ)に生じた異常な電気的興奮により起こるものです。これを放置すれば「脳卒中、心不全、その他心臓関連の合併症のリスクが高まる」とされています。

そこでロイさんの家族は優先順位を決めて、まず感謝祭のディナーを済ませました。しかる後に、息子が「さあ、病院に行こう」と言ったとのこと。幸い、家からジョンズ・ホプキンス病院(世界で最も優れた病院の1つといわれる)までは2マイル以内の近さでした。

来院の理由を聞かれたロイさんは、「Apple Watchに心房細動だと警告された」というと、EKG(心電図モニター)で検査を受け、入院することになりました。ロイさんは、院内にいる医者やインターン、看護師の半分ほどが「Apple Watchのおかげで救われた人に会いたい」とやってきて「私は病院ではちょっとした有名人だったよ」と語っています。

Apple Watch Series 4以降に搭載されたECG(心電図)の有り難みは、公的機関(米国ではFDA)の認証を受けているため医師にも証拠として提示できることです。地元の診療所が混雑しているなかで即検査が受けられたとの証言もあり、Apple Watchの心電図測定は医学的にも有効とするスタンフォード大学の論文も発表されていました

すでにECGアプリや不整脈通知機能が有効になっている地域では、それが命が救われるきっかけになった事例が数多く報告されています。日本では「ハードウェア的には機能を搭載していながら、それを利用するためのアプリが提供されていない」もどかしい事態が1年以上も続いていますが、そろそろ何らかの動きを期待したいところです。

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