「5G対応iPhone、価格上昇は小幅」と著名アナリストが予測。ただし製造コストは上昇

サプライチェーンへの支払いを削って対応か

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年12月12日, 午後 12:20 in applerumor
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5G
アップルは2020年秋に5G対応の主力iPhoneを4モデル発売すると噂されています。そこで当然ながら注目を集めているのが、それらデバイスの販売価格です。高価な5G対応モデムチップを搭載する点に加え、他の部品や全般的な新規設計が必要となり、製造コスト上昇が見込まれるからです。

こうした予測に対して、有名アナリストが「製造コストは上がるものの、アップルは価格を大幅に引き上げないだろう」という予測を発表しました。アップルのインサイダー情報で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏の調査ノートによると、5G関連の部品により、モデルによっては製造コストを30〜100ドル引き上げる可能性があるとされています。

それにも関わらずiPhoneの価格が抑えられるのは、アップルがサプライチェーン費用の削減により、5G対応にかかるコストの相殺を目指しているためとのこと。そうしたコスト削減の中には、再設計された金属シャーシとフレームを製造するサプライヤーへの「経常外エンジニアリング支払い」を減らすことが含まれると述べられています。

ここでいう「再設計された金属シャーシとフレーム」は、以前Kuo氏がiPhone2020年モデルに関して予測していた「iPhone 4を思わせる新規設計」デザインに伴う新たな金属フレームのことです。その際は、それらのコストが大幅に上昇するとの見通しでした。

そして経常外エンジニアリング支払いとは、新製品ないしは部品の研究、設計、開発およびテストにかかる1回限りのコストを指しています。Kuo氏は、これらの研究開発に関して、サプライチェーンへの委託から社内への移行を推し進めると考えているわけです。

iPhoneの売上げは春から夏にかけて低下し、アップルのサプライヤーはその落ち込みを経常外エンジニアリング支払いにより助けられることが恒例となっています。が、Kuo氏はアップルが2020年以降は半年ごとに新型iPhoneをリリースする(つまり季節ごとの売上の変動が少なくなる)と予想しているため、支払いの減少はさほど深刻ではないと見ています。

「半年ごとに新型iPhone発売」の配分は、具体的には春にローエンドiPhone、秋にはハイエンドiPhoneだと述べられています。Kuo氏は既に、2020年春に小型かつ廉価モデルのiPhone SE2(仮)、2021年の早い時期に「iPhone SE2 Plus」が発売されるとの予測も公開しています。

半年ごとに新型モデル発売というと慌ただしい気もしますが、今後はハイエンドiPhoneユーザーは従来通り1年間ゆったりとデバイスを使い、小型で安いiPhoneを待つ人達にも毎年春には楽しみがやってくる――という構図になるのかもしれません。

 
 

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