フェラーリCEO、完全電動スポーツカーを2025年まで延期。「いずれ作るが、まだそのときではない」

バッテリーはまだ改善できるはず

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年12月16日, 午後 12:40 in Transportation
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Mike Marsland/Getty Images for Ferrari North Europe

イタリア・マラネロの高級スポーツカーメーカー、フェラーリのルイス・カミレリCEOが、エンジンを搭載しない完全EVモデルを2025年まで投入しないことにしたと述べました。フェラーリは以前、2022年にEVをラインナップするとしていたものの、計画を3年遅らせることについてバッテリー技術にさらなる開発が必要だと述べています。カミレリCEOは「再充電にかかる時間や航続距離などにおいては依然として解決すべき問題が残っており、いずれは電気自動車を作ることにはなるが、それは2025年よりも早くはならないだろう」と述べ、当面はSF90ストラダーレのようなハイブリッドカーの開発に注力するとしました。

とはいえ、ハイブリッド車に関しては2022年までに売り上げ全体の60%にまで拡大することを望み、将来的には水素燃料電池や、バイオ燃料と言った代替技術も含めてどれが将来のフェラーリにとって「最も効率的でいて効果的」なパワートレインかを見極めたいとしています。

先週、アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)が計測したポルシェのEV"タイカン"の航続距離が、国際標準WTLPの数値として公表されていた約280マイル(450km)に遠く及ばない約201マイル(約323km)だったことが報じられました。またタイカンのウリのひとつ800V充電システムもまだ使える場所が不足しており、フェラーリは自社の顧客にそのような状況を受け入れさせることを望まなそうです。

ただ、テスラが開発している2代目Roadsterは620マイルの航続距離を持つとされており、フェラーリやポルシェにも勝るとも劣らない運動性能も備えます。こうした技術をフェラーリも獲得し、そして長年ブランドとして築き上げてきた甲高いエンジンサウンドを捨てる準備ができれば、そのときが完全電動化されたフェラーリマシンが登場するときなのかもしれません。

 
 

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