廃棄パーツ製iPhoneを47億円分も販売? Foxconnが従業員らを内部調査中

正規品と同じ工場で組み立てた可能性もあります

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年12月19日, 午後 12:00 in iphone
0シェア
FacebookTwitter
Foxconn
アップルの大手サプライヤーである台湾Foxconn(鴻海工業)が、同社の従業員を含む犯行グループの手により、廃棄されるはずの欠陥部品が横流しされた疑惑を調査していると報じられています。

さらに犯行グループは、これら廃棄予定部品からiPhoneを組み立て、大量に販売していたとの疑惑もあります。現地メディアの台湾英字新聞によると、首謀者はとある台湾人のビジネスマンであり、工場の管理スタッフと協力していたと伝えられています。犯行グループは欠陥のあるiPhone部品を入手して組み立て、中国の生産拠点で製造された正規のiPhoneだと偽って販売していたとのことです。

欠陥の見つかった部品は、通常は決められた手順に従って破棄されるところを、それらをひそかに流用していたわけです。

今回の犯行は単なる部品の転売ではなく、本物と同じFoxconn工場管理スタッフが関わり、従って同じ生産施設で組み立てられていた可能性もあります(逆に非正規の工場では大量に組み立てるのは困難)。そのため外から見れば、正規のiPhoneと区別が付かなかったと思われます。

台湾のネットメディア鏡週刊によると、その総額は過去3年間で約13億台湾ドル(およそ47億円)にも上るとのことです。

アップルのティム・クックCEOはこの問題の報告を6月に受け、その後Foxconnで内部監査が開始されたという流れです。Foxconnは台湾メディアCNA(Central News Agency)に声明を発表し、常に行動規範を遵守しており、従業員に職場倫理に関する規則を徹底していることや、内部調査が進行中であると述べています。

以前よりアップルは未発表iPhoneに関して、サプライチェーン工場から機密や部品の流出を防ぐために様々な対策を講じていると報じられていました

しかし量産前の次期モデルならまだしも、すでに量産中の既存モデルは毎日のように膨大な数量が生産および出荷されており、全てに監視の目を光らせるのは困難なはず。しかも欠陥品として管理から外れた部品が工場の外に出ることなく、正規品と同じ製造施設で組み立てられていたとすれば、あまりにも予想外だったのかもしれません。


【Engadget Live】iPhone 12発売日速攻レビュー

 

TechCrunch 注目記事新型コロナのソーシャルディスタンスを支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

 

関連キーワード: apple, AppleRumor, crime, foxconn, iphone
0シェア
FacebookTwitter

Sponsored Contents