「リングフィット アドベンチャー」をトレーニー目線でレビュー、サーキットトレーニングを遊びにする任天堂の凄さに脱帽

モンスターを倒すか、私の大腿四頭筋が倒れるか……

花森リド
花森リド
2019年12月19日, 午後 12:21 in game
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筋肉、流行っていますよね。任天堂は昔からヘルス系のゲームを「すべての人」が楽しめるようにキチンと作って、それがちゃんと面白いっていう凄まじい会社です。で、その系譜の最新作となるNintendo Switch用ソフト「リングフィット アドベンチャー」も任天堂らしい筋肉ゲームでした。


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箱を開けるなり「筋肉は一生の相棒」とデカデカと書かれた文字が目に入りますし、筋肉にフォーカスを当てまくった筋ゲーです。

筋トレ好きの端くれとして、実際にプレイして気がついたこと、面白かったことについてお伝えします。

なお、このソフトは「Nintendo Switch」専用です。「Nintendo Switch Lite」は非対応なのでご注意ください。

正しい「フォーム」が命

筋トレに限らずスポーツは「フォーム」が大切かつ難しいです。私は、ジムでトレーナーに習うまで「スクワット」が上手くできませんでした。

トレーニングのフォームを正しく伝えるために、「リングフィット アドベンチャー」はソフトに加えて「リングコン」と「レッグバンド」という付属専用ハードを使います。

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これらのハードとスイッチ本体のJoy-Conを組み合わせることで、プレイヤーの動きを認識し、正しいフォームに導いてくれます。

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まず、Joy-Conの左を「レッグバンド」にセットして、レッグバンドを太モモに巻き付けます。加速度センサーとジャイロを使って、プレイヤーの下半身の動きを感知します。丁寧な作りで、素材もソフトで優しい付け心地。素肌でも平気でした。


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次にJoy-Conの右を「リングコン」にセットします。これで「リングコン」に対する「引っ張る」「押しこむ」「持ち上げる」といったプレイヤーの動作を感知します。運動後の心拍数計測もJoy-Conの赤外線センサーに指を押し当てて行います。リングコンそのものは軽くて頑丈で弾力性のある輪っかで、ザ・任天堂なギアです。

計測の精度はかなり高いと思います。ちょっと変なフォームだと許してくれないんです。ゲームバランスも「正しいフォームでやらないとクリアできない(=結果むちゃくちゃしんどい)」設計になっているので、フォームに対してとても厳密なゲームです。

弱点があるとすれば「体の重心」は計測できないあたりでしょうか。例えば、深くスクワットをする際に重心を爪先にかけるか、かかとにかけるか......といったところは自分で調整する必要があります。ただ、このあたりは少しマニアックな領域なので、よっぽどこだわりの部位でもない限り、さほど気にする必要はないでしょう。

メインコンテンツはサーキットトレーニング

「年齢、性別、身長、体重、日頃の運動の頻度」などを入力して、メインコンテンツである「アドベンチャー」をやってみました。

ざっくり言うと各ステージ以下のような構成になっています。

  1. その場駆け足運動(=有酸素運動)を行い、心拍数を上げる
  2. 自重の筋トレ種目(=無酸素運動)を3~4回
  3. 1)と2)の繰り返し
  4. ゴール!

いわゆる「サーキットトレーニング」です。有酸素運動と無酸素運動を組み合わせて運動すると、20分くらいの短時間でも筋肉が育って、脂肪も燃える......という、たいへん旨味あふれるトレーニング。こんな美味しい運動、みーんな大好きで、ジムでも一番人気のトレーニングなんじゃない?というと、フリースペースではあまり見かけません。これ、しんどいんですよ。スタジオでインストラクターに叱咤激励されながら頑張る人は大勢いますが、一人きりでこれに励む人はなかなか見かけません。

このしんどいのをこのゲームは「アドベンチャーだ!」と盛り上げながら、モンスターとかコインとか出しながら、真顔でホイホイとやらせます。

ノーブラは絶対よくない

まず、「リングフィット アドベンチャー」における有酸素運動について。その場で「足踏み」をすることで画面の中のキャラクターが「ジョギング」します。

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実際にやっている姿は少しマヌケですが、しんどいです。女性はホールド力高めのブラジャーを使用したほうがいいです。ちなみに、階下が気になる場合や音を立てたくない場合は「サイレントモード」で膝屈伸に変えることもできますが、どのみちしんどいので諦めましょう。

ジョギングで心拍数がほどほどに上がったタイミングで、モンスターに遭遇します。モンスターは筋トレやヨガの動きで倒すので、ここが「無酸素運動」に相当します。すべて「正しいフォーム」で、「ダンベルなどは使わず、ほぼ自分の体重の負荷だけ」で、「回数を多くこなす」タイプのもので、派手にしんどいです。「地味にしんどい」とか上から目線なことは言えない。

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深くスクワットをすれば、モンスターに与えるダメージも大きい。というか深くスクワットしないと倒せません。モンスターを倒すか、私の大腿四頭筋が倒れるか。


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途中からペースアップ。いわゆる「追い込み」ですね。ここでもスクワットの角度やリングコンの押し込みなどのフォームを冷徹にチェックされます。筋トレの最後に「腹筋」に力を入れます。リングを押し当てて腹圧を上げるので、ドローイングに似ています。

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終わったーと思ったら「さあ次の種目を選べ」と。「頼む、さっさと倒されて。私が死ぬ」と思いながらリングコンを押し込み、大胸筋を動かすハメに。

モンスターを倒した後も、走ります。サーキットトレーニングは続くよ。疲れ果てた状態のプレイ動画はこんな感じ。

コインを集め、障害物を乗り越え、沼地を駆け抜ける。

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「今日はこの辺にしておきますか?」任天堂らしいお気遣いも。クールダウンするする。

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健康・栄養・筋肉にまつわる情報もちょいちょい教えてくれます。

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「物足りないですか?」にウッカリ「はい」と答えると運動負荷がシャキッと上がります。自分との戦い......。

ガチフィットネスなので普通にしんどいです。この「普通にしんどい」って自宅ではなかなか得られない体験で、ジムに行かない人、私のようにサーキットトレーニングを毛嫌いしている人は挑戦する価値ありです。

毎日これをやるべきか、続けられるかは、個人差や目的によって違うはずです。普段トレーニングに慣れていても、あまり使っていない部位の筋肉も動かせるので、翌朝は筋肉痛になります。

ちなみに、「リングフィット アドベンチャー」のRTA(=リアルタイムアタックの略。プレイの速さを競うe-Sportsの一種)動画もたいへん面白く見応えがあるので、ぜひご覧ください。スポーツ感ハンパないです。

 

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