将来のiPhoneは宇宙からデータが? アップルが衛星通信技術を開発中のウワサ

アップル版サテラビュー?

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年12月21日, 午後 12:15 in applerumor
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現在IT機器の通信方法としては注目を集めるのは、なんといっても5Gでしょう。ですが当然ながら、5Gが万能というわけではありません。そんな中でアップルが、人工衛星を通じてデータをデバイスに直接送信する技術の開発に取り組んでいる、との噂が報じられています。Bloomberg記事によると、アップル社内には衛星技術に取り組んでいる秘密チームがあり、航空宇宙、衛星、アンテナ設計技術など、およそ12人のエンジニアを雇用しているとのことです。それに加えて、その成果を5年以内に展開することを目指すとされています。

本プロジェクトの作業はまだ初期段階に過ぎず、放棄される可能性もあり、衛星の明確な方向性や使用方法は最終決定されていない。それでも、ティム・クックCEOは関心を示していることから、会社の優先事項であると示されているーー匿名情報筋はそう語っています。

さらにレポートでは、アップルがこの技術を開発する主な目的は「データをユーザーのデバイス(iPhone)に送信すること」だと述べられています。それにより携帯キャリアへの依存を減らすか、従来のネットワークなしでデバイス同士をリンクすることが究極の狙いというわけです。

また、より正確なデバイスの位置検索のために衛星を使い、目下改良が進んでいる自社製マップや(iPhoneの)新機能を活用できるとも指摘されています。

現時点では、アップルがコストのかかる衛星コンステレーション(多数の人工衛星を協調して動作させるシステム)自体を開発するのか、それとも既存の衛星からデータを取得してiPhone等に送信する地上装置を作るのかは不明です。例によってアップルは、Bloombergの問い合わせにコメントを控えています。

さて、今回の報道は、アップルの人材雇用の動きに基づいたものです。当該チームは、かつて人工衛星を作って打ち上げるSkybox Imaging(2014年にGoogleにより買収、後にTerra Bellaに社名変更)をリードしていた元航空宇宙エンジニア2人が率いており、現在は通信機器用パーツ設計の経験を持つエンジニアを募集しているとも伝えられています。

iPhone 11シリーズに搭載されたU1チップは超高精度な位置検出を可能とするもので、アップルが「地図」や「位置」にこだわりを持つ方向性が窺えました。その意味で「衛星による位置検索の進化」には一定の説得力があります。

ただしそれだけではなく、任天堂がスーパーファミコン用周辺機器として発売したサテラビューの例といい、成功したハイテク企業は宇宙を目指すという傾向があるのかもしれません。

 

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