(動画) 自動運転による連続ドリフトでコース走破。改造デロリアン『MARTY』にてスタンフォード大チームが成功

この技術があればマーティがテロリストから逃げるのも楽だったかも

中田ボンベ(Bonbe Nakata)
中田ボンベ(Bonbe Nakata)
2019年12月21日, 午前 02:00 in AutonomousVehicles
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MARTY車の自動運転技術については、さまざまな企業や大学の研究機関が開発に取り組んでいますが、その中で興味深い挑戦をしているのが、スタンフォード大学のエンジニアチーム「Dynamic Design Lab」です。

同チームは「車の限界を超える走行での安定した自動運転制御」を研究しています。自動運転で大事なのは安全に運転することですが、想定外の危険を避けるためには、時に安定性の限界を超えた走行が必要になります。

そこで同チームは車のドリフト走行に着目。2015年に、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にタイムマシンとして登場した「デロリアンDMC-12」を改造し、自律的にパワースライドする車両を作成しました。2015年当時は障害物を中心にその周囲をパワースライドさせながら旋回する、いわゆるドーナツターンを自動運転で正確に行うことに成功。それから4年経過した現在、デロリアンは連続ドリフトのみでテストコースを走破するまで進化しました。



公開された動画では、デロリアンがコースに並べられたコーンの間をドリフトで駆け抜ける様子が見て取れます。周回を重ねてもタイヤ痕がほぼ同じ位置にあるというプロドライバーさながらの正確さ、大胆な切り返しなど、自動運転はここまで進化したのか感嘆してしまうほど。勝手にハンドルが切られている様子が収められた車内映像も興味深いものです。

こうした技術が実用化されると、自動運転時の危険回避のシナリオが増し、より安全な走行が可能になるかもしれません。また、緊急運転時だけでなく、雪道や凍った道を自動運転する際にも、この技術は役立つでしょう。

ちなみに、この自動運転システムを搭載したデロリアンの名前は「MARTY」(マーティ)。言うまでもなく『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公の名前が由来です。

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