Pokemon GO

ポケモンGOの新機能「集合写真モード」の提供が始まりました。

最大3人のトレーナーのスマホを同期して、それぞれの相棒ポケモンと同時にAR写真が撮影できます。

技術的にはナイアンティックとして初の、AR空間をマルチプレーヤーで共有・同期する機能であり、今後もさらに拡張してゆくマルチプレーヤーAR機能の第一段階にあたります。

「集合写真モード」の流れと、リリース前にナイアンティックの開発者に訊いた使いかたのコツをまとめます。

「集合写真モード」の使いかた


Pokemon GO

「集合写真モード」は新機能「相棒と冒険」の一部。なので相棒ポケモンプロフィール画面の、「相棒と遊ぶ」のとなりのアイコンから始めます。

(ボックスのポケモン詳細画面からカメラアイコンをタップしても、通常のGOスナップショットになって「集合写真モード」にはなりません。)
Pokemon GOPokemon GO
スマホを同期するため、誰かがグループコードを作成して、残りの参加者が読み取る必要があります。

参加できるのは最大3名。一緒にAR撮影できるのはそれぞれの相棒ポケモン計3匹。

あくまで一緒に撮る「集合写真」なので、ひとりで複数の手持ちポケモンを並べて遊べるGOスナップショット拡張ではありません。

Pokemon GO
グループコードを読み取って参加したら、全員が同じ方向を向いて(同じ方向にスマホを向けて)、家具でも植木でも「共通の対象に向けてゆっくり左右に動かす」手順が必要です。


ナイアンティックによれば、集合写真モードは技術的に非常にハードルが高く、まだ実験的な機能。

AR+が使える端末であれば対応としていますが、端末や周囲の環境によっては同期までにかなり時間がかかったり、失敗したり安定しないことがあります。

コツはできるだけ明るい場所で撮影すること。無地の床や壁などではなく、視覚的に手がかりがある環境を選ぶこと。

端末を左右に動かす際はゆっくりと、注視対象が画面から外れないように。

なかなか認識できないようであれば、場所を変えてみるのも手です。



Pokemon GOPokemon GO

認識に成功すると、GOスナップショットのように「足あと」が床に表示されるため、タップすることで相棒ポケモンを自由に配置できます。

写真の例では仲良く横並びですが、ある程度の間隔をおいて配置して、プレーヤーはそれぞれ反対側から別の構図で撮影することも。

Pokemon GO

きのみの上にあるのが、集合写真用の特別なボタン。三匹のポケモンがこちらに注目してくれます。シャッターを押すと3秒のカウントダウンで撮影。

今後はさらに共有AR機能が充実へ


技術的には、最初に横並びでスマホを左右に動かす時点で、カメラ画像から特徴点を抽出して得た情報をナイアンティックのサーバ側に送り、台数分つき合わせることで、撮影場所の3D空間とそれぞれの端末の位置を推定しています。

認識したあとは自由に動いて好きな場所から撮影しても、正しい位置関係が維持されるのはこのため。ポケモンの配置もアクションもほぼリアルタイムに同期しますが、端末同士の通信は不要。ポケモンGOが遊べている(ナイアンティックのサーバにつながっている)ならば問題なく遊べます。

このリアルタイム共有AR技術は、ナイアンティックのサービスの共通基盤となる「Nianticリアルワールドプラットホーム」の一部として、ポケモンGOに限らずさまざまなサービスで利用可能になる見込みです。


集合写真モードを実演してくれたナイアンティックのUXデザイナー 石塚尚之氏、ポケモンGOのグローバルマーケティングを担当する須賀健人氏が、「相棒と冒険」も含めて今回の新機能について語ったところでは、

・ARを同じ空間に置くのは、ナイアンティックのARプラットフォームの非常にユニークな機能。実現するには大きな労力が必要だった。まだ同期には時間がかかり、できることも少ないが、こうしたARのマルチプレーヤーは今後もどんどん発表してゆく。楽しみに待っていてほしい。

・(従来のポケモンGOにはなかった) いろいろなモーションがあるので、楽しめると思う。

・従来はタップで威嚇モーションだったが、ダブルタップで別のアクションが見られる。

・「相棒と冒険」でポケモンと絆を深める仕組みも、集合写真も、どちらも「ポケモンが現実にいたら?」をリアルに感じさせ、見せるため。ポケモンをこの世界で実際に生きているものとして描くのが、現実世界を舞台にしたポケモンGOの特徴であり目標。

・相棒と冒険も集合写真も、実装済みのポケモンすべてに対応している。(サイズや動き方も大きく違うポケモンをマップ上に出して歩かせたり、きのみを食べさせたり、同じ場所に置くのは非常に困難だったが) 約500匹、一匹も欠けていない。

(ここまで)

ポケモンGO『相棒と冒険』早くも提供開始。全ポケモンと一緒に歩いて遊べます

相棒と冒険機能のトレーラー動画では、道行くトレーナーの相棒が見えたり、お互いに遊ぶ様子もありました。「もし現実にポケモンが居たら?」は、これまでゲーム本編でもアニメでも描かれたことがない未知の領域に踏み込む、ポケモンGOだけでなくポケモン自体にとっても新しく挑戦的な課題です。

ハリウッド版名探偵ピカチュウも「ポケモンと人間が共存する街」をリアルに描いていましたが、 演出的な理由で組み立てられる映像作品と違い、ゲームではマイナー不人気含めて多くのポケモンについて考慮が必要になります。ポケモンGOはサービス開始から4年目に入り、ポケモンも増えてきましたが、最先端のAR技術で遊び方自体もまだ見たことのないゲーム、見たことのないポケモンを見せてくれそうです。