iPhone 12(仮)のカメラはよりブレに強く? 高精度なセンサーシフト式補正搭載とのウワサ

2020年のスマートフォン業界はさらなるカメラ戦争に?

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年12月21日, 午後 03:30 in AppleRumor
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昨今のスマートフォン搭載カメラは高性能化が進んでおり、それに伴って手ぶれ補正も重要な課題となっています。そうした文脈のなか、アップルがハイエンドのiPhone2020年モデル搭載カメラに、より高度な手ぶれ補正技術であるセンサーシフト式を採用するとの噂が報じられています。台湾の電子業界情報メディアDigiTimesの匿名情報筋によれば、2020年にリリースされる5G対応iPhone(いわゆるiPhone 12(仮))の一部モデルにはセンサーシフト技術が採用されるとのことです。

現行モデルのiPhone 11シリーズにも、望遠カメラと広角カメラには光学式手ぶれ補正機構が組み込まれています。ただし、超広角カメラには搭載されていません。これらのうち、どれにセンサーシフト式が採用されるかは不明です。

手ぶれ補正技術には何種類かありますが、今の主流となっているのは光学式(レンズシフト式)とセンサーシフト式の2つです。
そもそも手ぶれの原因とは、撮影開始時に最初に撮影素子に届いた光の位置が、最終的に撮影素子に届いた光の位置とズレてしまうことです。つまり撮影開始時に届いていた光を、同じ撮影素子が捉え続けていれば手ぶれは生じないわけです。昨今の手ぶれ補正は、こうした考え方を応用して実現しています。

まず光学式手ぶれ補正は、光の屈折を利用するもの。現在のデジタルカメラやスマホ搭載カメラのレンズは1枚で構成されているわけではなく、何枚かのレンズを組み合わせた作りとなっています。

そこでジャイロセンサーにより手ぶれの動きを検知し、それを打ち消す方向でレンズの一部を物理的に動かし、屈折を変えるしくみです。この方式のデメリットは、若干ながら画質が劣化する上に、装置の設計が難しくて大型化しやすいことです。

それに対してセンサーシフト式は、ズレた分だけ撮影素子そのものを動かすしくみです。レンズの一部を動かすわけではないので画質の劣化は小さく、さらに既存のレンズと組み合わせることができ、しかも装置もさほど大型化しなくて済みます。

さらにセンサーシフト式には、手ぶれがないときにセンサーを半画素分ずらして撮影し、それらを合成してさらなる高解像度を実現する、という応用技術もあります。
すでにソニーの「ピクセルシフトマルチ撮影」をはじめ、レンズ交換式カメラなどではいくつかのメーカーが採用していますが、iPhone 12(仮)がセンサーシフト式を採用するのであれば、こうした技術も合わせて実装される可能性がありそうです。

さて、カメラ部以外もiPhone 12はかなり大幅なアップグレードになると見られています。現状の主なウワサだけでも、全モデルが5G対応、AR機能強化のためにToF式の背面3Dカメラを搭載、および「iPhone 4を思わせる新規設計」デザインなどが挙げられています。

さらにラインナップ全てが有機ELディスプレイを採用し、画面サイズも2018年モデルから変更されるとの予測がもっぱらです。有名アナリストMing-Chi Kuo氏の最新レポートでは、その構成は5.4インチと6.7インチ型が1つずつと6.1インチが2種類(背面デュアルレンズとトリプルレンズの違い)とされていました。

それぞれ細部が差別化されているとは言え、概してリッチな仕様になると見られているiPhone 12シリーズ。果たして価格もリッチになるのかに注目が集まりそうです。


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