スーパーの勝機は「5Gアンテナ」にあり? 米ウォルマートが巨大店舗へのエッジサーバー設置計画を明らかに

物理的な店舗網を生かしてAWSに対抗

Engadget US(翻訳:石井徹)
Engadget US(翻訳:石井徹)
2019年12月22日, 午後 07:35 in 5G
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Walmart logo is seen at a store in Mountain View, California, United States on Tuesday, November 19, 2019.
Walmart logo is seen at a store in Mountain View, California, United States on Tuesday, November 19, 2019. NurPhoto via Getty Images


米小売り大手のウォルマート(Walmart)がAmazon.comと競争することといえば、配送や対抗値引き、オンライン注文の便利なピックアップなど、モノを売ることに関するものが思い浮かぶでしょう。しかし、ウォール・ストリート・ジャーナルのレポートによれば、ウォルマートの次の一手はその店舗を活用してAmazonのクラウドサービスAWSを追撃することになるかもしれません。

ウォルマートのDoug McMillon CEOがアピールするのは、全米に店舗網を持つWalmartのスーパーストアの巨大なスペースが、データ処理サーバーを物理的に近い場所に置いて高速で処理する「エッジコンピューティング」で有利になることです。

たとえば自動運転車や無人飛行機などが実用化する場合、判断にかかるわずかコンマ数秒という時間差で事故発生を回避できるかもしれません。また、クラウドゲームのような大容量のデータをやり取りする用途では、データサーバーが近い場所にあるほど効率良く送受信できるものです。エッジコンピューティングはこうした用途での活用が注目されている技術で、次世代のモバイル通信「5G」の規格の中にも取り入れられています。

このプランは具体性にかけるようにも思えますが、昨年250億ドルの売上げをもたらしたAmazonの"本業"とも言えるクラウド事業で、スーパーストアのウォルマートが対抗馬になるというのは驚くべきことです。

ウォルマートは5Gアンテナを設置するスペースを通信会社に貸し出す検討に入ったとも伝えられており、自社でサーバーレンタルをするだけでなく、他の企業への貸出でも収益をあげる道を確保する狙いがありそうです。
 
 

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