ネット掲示板の生みの親、ランディ・スース氏死去。享年74

BBSはパソコン通信~インターネット初期の花形機能でした

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年12月23日, 午後 12:45 in Internet
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ThomasVogel via Getty Images

12月10日、電子掲示板の発明者ランディ・スース氏が死去しました。スース氏は1978年2月16日、ネットワークユーザーが時間に縛られずアイデアを出し合う場として活用することを目的とした電子掲示板(Computer Bulletin Board System /CBBS / BBS)をウォード・クリステンセン氏とともに構築した人物。電子掲示板は後のパソコン通信やインターネットで主要な多人数コミュニケーションツールになりました。現在のようないつでもどこでも使えるインターネット普及するまでは、電子掲示板はパソコンからアナログモデムを使い、特定の電話番号にダイヤルアップ接続して使うのが普通でした。それが後にライブチャットやバイナリーファイルの交換機能、簡単なマルチプレイヤーゲームなど機能を増やしたパソコン通信サービスなどに発展してきました。

さらにインターネット普及期には、しばらくは個人のウェブサイトで感想を書き込んだり、訪れたユーザーが何かしら足跡を残していくためのツールとしてBBSは使われています。また2ちゃんねるに代表される、テーマ別に無数の掲示板を集めた巨大掲示板サイトが現れ、その中の逸話が映画化されるほどの社会現象を巻き起こしたりもしました。

現在、無数の人々がそれぞれの考えや意見を好きなように発信できるサービスはTwitterなどのSNSが主流ですが、BBSはその原型になったサービスとも言えるでしょう。

人間がそれぞれの考えを文字列化してやりとりするために意思疎通がうまくいかず、炎上するような問題はBBSの初期の頃から続いているものの、スース氏が電子掲示板を生み出していなければ、コンピュータ通信・インターネット・SNSの文化はいまほど豊かに醸成されてはいなかったかもしれません。

 
 

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