米海軍、政府支給モバイル機器でTikTokの使用を禁止。理由は「サイバーセキュリティ上の脅威」

TikTok包囲網が狭まりつつあります

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年12月22日, 午後 10:25 in bytedance
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Chesnot/Getty Images

日本でも若者を中心にしつつも世代を超えて人気が高まっている、ショート動画共有アプリTiTok。米国海軍がその使用を、政府支給のモバイル機器で禁止しました。具体的な理由には言及されていませんが「TikTokはサイバーセキュリティ上の脅威だ」と表明されています。ロイターによると、米海軍はTikTokアプリを削除しなかった政府支給のモバイル機器は、アメリカ海兵隊のイントラネットからブロックされるとの速報を、軍関係者向けのFacebookページに掲載したとのことです。

米海軍は、TikTokアプリにどのような危険があるか、詳細に説明していません。米国防総省の報道官は声明にて、この命令は「既存および新たな脅威に対処する」努力の一環であると述べています。

TikTokは米国のティーンエイジャーにも非常に人気がありますが、ここ数か月で、米規制当局や議員から監視の対象となっています。先月も、運営元である中国のByteDanceが米動画アプリMucical.ly(ミュージカリー)を10億ドルで買収した際に、対米外国投資委員会(CFIUS)の承認を得ていなかったとして、改めて調査が入りました

また、民主党のシュマー上院議員は、米陸軍が兵士の募集にTikTokを使用していることを懸念していると表明。それを受けて、士官候補生に公務中のTikTok使用を禁止する通達が出されています

ByteDanceはTikTokのモデレーター向け資料で、天安門事件やチベット独立支援など中国の外交政策に都合の悪い動画を検閲するよう指示していると報じられていました。同社はそのガイドラインを5月に廃止したと主張していますが、9月初めに行われた香港での「逃亡犯条例の改訂案に対する抗議デモ」に関連する動画が見つからなかったとも指摘されています。

TikTokが安全保障上のリスクである具体的な証拠は出ていないものの、中国政府の意向に沿っていると強く推測されるのも確かなことです。ByteDanceはTikTokを他の中国国内事業とは分離する作業を行っており、データ管理チームをカリフォルニアに設置したと報じられていましたが、米国政府の警戒を解くにはいっそうの努力が必要となりそうです。

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