「ヘルシオ ホットクック」は超有能な時短家電だった|ベストバイ2019

火を見ていなくていい、という便利さ

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年12月24日, 午後 06:15 in cooking
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ホットクック
調理家電に興味がある人なら「ホットクック」という名前はどこかで耳にしていることでしょう。シャープの無水調理鍋、つまり電動の"鍋"です。

料理好きの筆者としても以前から気になっていた家電ですが、入手してその便利さを実感しました。評論家の勝間和代さんをはじめ、多くの人に紹介されている人気の製品で、今更私が取り上げるまでもないかもしれませんが、ベストバイ企画の場を借りて紹介します。

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ホットクック▲こんなカレーを"ほっとく"だけでクックしてくれます

「ホットクック」はシャープがヘルシオブランドで展開する無水調理鍋です。2015年の初代モデル登場から、すでに4年の歴史を持つベストセラー商品です。筆者は2019年5月に、1つ前の世代のモデル「KN-HW24C」を4万円ほどで購入しました。

■優秀な「時短」家電

ホットクックの便利さは「調理の手間が劇的に減る」というひと言に集約されます。たとえば角煮のような時間のかかる煮物を美味しく作るには、鍋の側に寄り添って、火加減を繊細に調整する必要があります。ホットクックではその"手間"を一切省いて、煮物調理が可能です。

ホットクック▲調理メニューは本体の画面から選べます。アプリでメニューをセットしてくれる機能も

ホットクックでの調理はとにかく手軽で、基本的には食材と調味料をすべて入れるだけ。あとは調理メニューを選んでセットすれば、鍋がお任せで火加減を調整してくれます。

さらにホットクックには「まぜ技ユニット」という仕掛けがあり、鍋の中をまぜる作業も自動でやってくれます。つまり、カレーやシチューのような料理も、食材さえ入れれば自動で作ってくれます。

「鍋の火加減を見る」という手間が無いため、調理が劇的に捗ります。例えて言えば、普段の食卓に専属シェフが1人付くようなもの。ホットクックにお任せで一品作ってもらっている間に、自分はフライパンで炒め物を作ったり、汁物を作ったりと別の作業ができます。もちろん、仕事をしていたり、ゲームで遊んでいたりしても構いません。食材を計って入れる、それさえできれば温かい料理が簡単に作れます。

ホットクック▲まぜ調理ができる「まぜ技ユニット」という装置がホットクックならではのポイント。ちなみにこのユニットには、シャープの親会社鴻海の技術協力によって量産に成功したという逸話があります

■冷凍食材との相性の良さ

ホットクックを活用するコツは、冷凍食材にあると思っています。筆者にはもともと食材を小分け冷凍してリスのように保存する癖があったのですが、ホットクックはこの冷凍保存と相性がバツグンに良いのです。

たとえばカレーであれば、ホットクックのレシピサイトでは「チキンと野菜のカレー(無水カレー)」などいくつかのレシピが紹介されていますが、食材をある程度差し替えても問題なく調理できます。

ホットクック▲野菜セットを用意しておけば、いつでも温かくて具だくさんのカレーが作れます

たとえば鶏もも肉のお徳用パックを買って丸ごと冷凍しておけば、いつでもカレーや蒸し鶏に活用できます。さらにスーパーで「洋風野菜セット」などとして販売されているカット済み冷凍野菜セットを常備しておけば、作りたいときにセットするだけで温かいカレーが作れます。

筆者もひとり暮らしをしていた頃には食材を使い切れずに悩んでいたのですが、冷凍保存とホットクックを組み合わせれば、自炊できるのが週に3日程度だとしても、手軽に効率良く食材を消化できます。

■煮魚、蒸し調理にジャムなども

ただカレーを煮込む機械として使っても優秀ですが、バラエティに富んだ調理方法ができるのもホットクックの魅力。筆者はよく「豚の角煮」や「さんまの骨までやわらか煮」を作っています。

ホットクックと「豚の角煮」や「さんまの骨までやわらか煮」のような煮詰めるタイプの料理は相性が良いようで、圧力鍋で調理したものと同じように、食材の中まで火が通る仕上がりになります。

ホットクック▲さんまを切って入れるだけ
ホットクック▲丸ごと美味しい煮物に。梅干しを入れてさんまの梅干し煮にするのもオススメ
ホットクック▲豚バラブロックも測って入れるだけで
ホットクック
ホットクック▲美味しいチャーシューが完成

また、筆者が重宝しているのが蒸し調理。18cmのザルを用意すればだいたいの野菜を丸ごと蒸すことができます。ホットクックの蒸し機能は水を逃さないため、電子レンジよりふっくらと仕上がるのが特徴。筆者はたとえばカボチャやサツマイモといった食材を蒸して、冷凍保存するために使っています。

ホットクック▲カボチャもそのまま蒸せるのが便利です

ホットクック
▲野菜と冷凍シーフードを適当に放り込んで「ミートソース」のレシピで調理
ホットクック
▲パスタにかけるソースも手軽に作れました

さらに、果物を使ったジャムも、ホットクックで簡単に作れます。ホットクックのレシピではいちご、オレンジ、キウイの3種類のジャムの作り方が紹介されていますが、フルーツを変えるだけでさまざまなジャムが作れます。筆者は暇な休みの日に、朝のトーストに添えたり、ヨーグルトにのせるジャムを作っています。

ホットクック▲ジャムは少し水っぽくなるため、鍋に移して仕上げています。"煮詰め調理"機能が追加された最新モデルがほしくなる瞬間
ホットクック▲パイナップルジャムを作ってみました
ホットクック▲簡単に作れて美味しいコンポートもオススメです

このほかにも、発酵調理ができるためパンの発酵や塩麹作りまで自宅で作れるなど、ホットクックでは多様な調理が可能です。無理してすべてを活用する必要もありませんが、レシピ一覧をチェックしておくと気になったものを作ってみれば、料理のレパートリーが広がりそうです。

ホットクック
▲乾燥タピオカを戻してみました。もう少し水を入れたほうが良かったかも

また、ユーザーが多いため使いこなし術が共有されているのもホットクックの良いポイント。「ホットクック 作りたい料理」で検索すると誰かが作り方を紹介しているかもしれません。

ホットクック▲何を作ればいいか分からないなら、とりあえず付属の冊子を一読すると吉。レパートリーの豊富さに驚きます
ホットクック
▲最近流行の「ミールキット」も用意されています。3人前で1500円ほどとやや高め
ホットクック▲これは「ごろっと具材のクリームシチュー」のミールキット。すべて下処理済みで、後は入れるだけととてもお手軽
ホットクック▲味も文句なし。ただ、冷凍宅配の受け取りという手間を考えると、スーパーで同じ食材を購入して作る方が楽かもしれません

■調理時間が長めな点は注意

ホットクックで注意しておきたい点を1つあげるとすると、調理時間が長めなこと。たとえば、「ビーフカレー」はセットしてから完成まで45分、「いわしの骨までやわらか煮」は150分もかかります。その間の時間を効率的に使わなければ「時短」にはなりません。タイマー機能を上手く活用したいところです。

また、大きい2.4リットルタイプの場合、鍋を洗うのが意外と手間になります(洗い物は自炊で避けては通れない課題ですが)。さらに、メニューよっては、そのまま茹でるとアクが浮いてしまうものもあり、途中であく取りをした方がより見栄えが良くなるものもあります(気にせず食べるなら無問題とは言えます)。

ホットクック
▲筆者がカレーを作る時はアク取りと鍋洗いの手間削減のために、調理後に後入れのルウを投入しています

こうした難点がありつつも、ホットクックの便利さにすっかり慣れてしまった筆者は、並行調理と洗い物の手間を減らすために、小型の1.6リットルタイプか最近ラインナップに加わった1リットルタイプを買い足すことを検討しています。

ホットクックを使ってみての感じたのは「料理スキルが問われる家電だ」ということ。"全自動カレー調理マシン"としても十分に有能ではあるのですが、ある程度の料理スキルがある人なら、スキルにあわせて存分に活用できるマシンになっています。初代モデルの発売から時間が経ち、こなれた価格で手に入ることもあり、まだ手にしていない自炊派には特にオススメしたいガジェットです。

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