超小型な30W PD充電器「PowerPort Atom PD 1」が2019年のベストバイ(石野純也)

取り回しが圧倒的に楽

石野純也 (Junya Ishino)
石野純也 (Junya Ishino)
2019年12月25日, 午前 11:37 in charger
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今年も「2019年のベストバイ」というお題をいただきました。例年だと、筆者の場合、スマホやタブレット、もしくはスマートウォッチあたりから何か1台となるところですが、今回、推したい商品は別にあります。

今年はiPad Proも発売されませんでしたし、スマホも筆者が購入したGalaxy Note10+やiPhone 11は少々無難すぎる感じがして、あえてここで取り上げなくてもという気分になってしまったからです。そこで選んだのが充電器。Ankerの「PowerPort Atom PD 1」で、カラーは7月に発売になったブラックです。

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▲Anker PowerPort Atom PD 1のブラック

Engadgetにも様々な記事が上がっていたため、詳細はそちらを参照していただければと思いますが、この充電器の特徴は何と言ってもその小ささ。もちろん、小さいだけの充電器ならほかにいくらでも選択肢はありますが、最大30Wもの出力ができるものとなると話が変わってきます。最大30WのUSB PD対応のため、スマホの急速充電に利用できるのはもちろん、iPadもPCも充電できてしまうというのが最大の魅力です。

サイズはスペック表どおりだと、35×41×55mm。重量は53gです。数値で書かれてもイマイチ、ピンとこないかもしれませんが、iPhoneに付属しているあれ(11 Pro、11 Pro Maxは除く)より、一回りか二回り程度大きいと言えば、そのサイズ感が伝わるかもしれません。

以下の写真はiPhone 11に付属していた充電器と並べたものですが、iPhoneのものが5W、AnkerのPowerPort Atom PD 1が30Wで、出力には6倍もの違いがあります。iPhone 11 Proや11 Pro Maxには18Wの充電器が付属していますが、それよりも出力は高いことになります。

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▲iPhone付属の充電器より、やや大きいサイズ感

この充電器を購入したことで、持ち歩く荷物を少しだけ減らすことができました。

筆者は仕事の場合、主にスマホは2〜3台(Android×2とiPhone)、iPad ProかPC(HP ENVY 13の2018年モデル)をバッグの中に入れています。USB Type-Cで充電できるモバイル機器という点では、「IQOS 3 MULTI」もこれに該当するかもしれません。

これに対し、スマホ用の充電器を1台持ち歩いていました。ただ、その充電器がファーウェイの「P20 Pro」用に購入した「HUAWEI SuperCharge」で、専用規格のため、P20 Pro以外の充電が遅く、(バッテリーが持つのであまり出番はありませんでしたが)iPad Proとの相性も悪かったのが難点でした。

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▲リュックのサブポケットに放り込んでおくだけでOKで、気軽に持ち運べる

さらに、USB PDではないため、ENVY 13の充電も当然ながらできません。そのため、iPad Proではなく、ENVY 13を持ち出す日(主に出先で重ための原稿をガッツリ書きたいときなど)は、別途付属のACアダプターも持ち歩いていました。

これが重くて、かさばるというなかなか厄介な代物。荷物全体の重量からすれば大したことはないのですが、取り回しも悪く、「どうしたもんかな......」と思っていたところでした。そんなときに登場したのが、PowerPort Atom PD 1でした。

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▲30Wあるため、ENVY 13もギリギリ充電することができた

これであれば、スマホもiPad ProもENVY 13も、1つで充電を済ませることができます。手持ちの機器はすべて充電できるため、持ち運ぶ充電器の組み合わせを考える必要もなく、気軽です。スマホをP20 Proから「Galaxy Note10+」に買い替えたのも何気に大きく、同モデルは最大45Wの急速充電に対応しています(ただし、45Wで充電するにはPPS対応のサムスン純正「Galaxy TRAVEL ADAPTER」などが必要)。

残念ながら、Note 10+の25W充電には対応しておらず、充電時は15W程度になってしまいますが、それでもPD非対応のSuperChargeをそのまま使い続けるよりは高速です。

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▲Galaxy Note 10+は15Wでの充電になるが、それでもまあまあ速い。速度よりも取り回しのよさを優先して、こちらを持ち運んでいる

ただし、最大で30Wのため、ENVY 13の充電にはかなりギリギリで、画像処理など負荷の高い作業をしながらだと、ほとんどバッテリー残量が増えません。とは言え、これも考えようで、電源を確実に取れるときだけ、PowerPort Atom PD 1を挿しておけば少なくともバッテリーは減らなくなるため、バッテリー駆動時間を延ばすことはできます。

何より、持ち歩く充電器を特に考える必要がなくなり、カバンの中に本体を放り込んでおけばいつでも充電できるというのは安心感があります。

現状、Amazonではブラックの方がやや高く、3499円で販売されていますが、筆者はd払いの20%還元祭に乗る形で発売直後に購入することができました。還元分を加味すると、約2800円ということで、お買い得だったと言えます。その後、同じ窒化ガリウムを採用する「RAVPower 61W」が発売され、買い替えも考えたのですが、サイズがやや大きいことや価格面、取り回しなども踏まえてこちらを使い続けています。

同様にプラグを折りたためるAUKEYの「PA-Y19」も、すでにPowerPort Atom PD 1を持っているため、見送っています。今、買うなら自分の用途的にはこちらかもしれませんが、発売時期も大事です。

1つだけ面倒なのは、iPhone 11のみ、端子がLightningのため、両端USB Type-Cのケーブル1本では済まないところ。今のところ、バッテリーの持ちがいいのと、スマホはGalaxy Note10+も必ず持ち歩いているため、iPhone用ケーブルは用意しないまま運用していますが、eSIMを使う海外ではiPhone 11を酷使するケースもあるため、それ用に購入したおいた方がいいかな......と考えているところです。

iPad ProもUSB Type-Cなので、早いところ端子の形状は統一してほしいのですが。ウワサが出ては実現せずといった状況が続いているため、2020年のiPhoneにはUSB Type-Cの採用も期待したいところです。

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