737MAX墜落問題が尾を引くボーイング、CEO辞任。同型機生産は1月より一時停止

評判も地に落ちました

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年12月24日, 午後 05:15 in Transportation
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Congress Boeing

ボーイングのCEOデニス・マレンバーグ氏が12月23日付けで辞任しました。後任は10月からボーイングの会長を務めていたデビッド・カルホーン氏。移行期間の暫定CEOはCFOのグレッグ・スミス氏が引き受けるとのこと。

2018年10月と2019年3月に相次いで発生した737MAX旅客機の墜落事故は合計346人の死者を出し、事故原因究明と対策の混乱により同型機はすべて運行できない状態が続いています。ボーイングのリリースによると、規制当局や顧客を含むあらゆる利害関係者との修復に取り組む中、社として前進するにはマレンバーグ氏のリーダーシップに十分な信頼を保てなくなったことが今回の人事の理由だと説明します。

10月と3月の事故では、本来なら飛行機を失速させないために機能するはずだったMCAS装置の動作原理がパイロットに正しく周知されておらず、またアメリカ連邦航空局(FAA)の認証取得の際にもその性能に関する情報を誤ったまま伝えていたことが判明しています。

ボーイングは組立工場に約400機もの737MAXが完成していますが、問題解決まではそれらを航空会社に納品することができない状態。このまま生産を続けるわけにも行かず2020年1月でいったん737MAXの生産を停止することが先週発表されています

新たにCEO兼社長になるカルホーン氏は、GEでエンジン開発部門のトップを務めた経験があるものの、ボーイング取締役を長期間務めてきており、一連の事故のあとで取り沙汰されることになった同社の倫理的風土の問題を一掃できるかには疑問を呈するメディアもあります。とはいえ、早期の運行再開を発言するばかりでそれを結局実現できなかったマレンバーグ氏からの体制変更に期待する人は多いのか、発表当日のボーイングの株価は一時3.8%高と急伸しました。

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