アストンマーティン、CESに鏡とカメラ切替式のハイブリッドミラーシステムを出展

置き換えるのでなく、どっちも使うスタイル

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年01月3日, 午後 05:50 in Transportation
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Gentex Corporation
近年、各国のモーターショーでは、多くのメーカーがドラミラーを小さく空気抵抗の少ないカメラに置き換え、車内にカメラからの後方映像を映し出す小さなディスプレイを配置するコンセプトを示しています。アストンマーティンもご多分に漏れず、やはりミラーをカメラ化するシステム"ハイブリッドミラー"システムを開発し、来週米ラスベガスで開幕する家電見本市CES 2020に出展すると発表しました。

ただ、このハイブリッドミラーはドアミラーをカメラ映像に置き換えてしまうものではなく、ミラーの視界と3台のカメラ映像を両方使って、ドライバーの死角を減らすために使用するもの。開発には米ミシガンの自動車部品メーカーGentexが協力しています。

ハイブリッドミラーシステムでは、ドアミラーとルーフ上に仕込まれたカメラからの3つの映像を、ディスプレイ機能つきのルームミラーに映し出します。ドアミラーの角度を調整すればカメラの映像も合わせて動作するほか、もし悪天候や光線などの問題でカメラが鮮明な画像を表示しない場合は、ルームミラーを通常の自動防眩式ミラーとして機能させることもできます。さらに、必要に応じてミラーとカメラ映像を組み合わせて表示することも可能とのこと。

Gentex Corporation

アストンマーティンは、このシステムを"究極のアストンマーティン量産モデル"と謳うDBS Superleggeraに搭載し、CESで展示する予定。

実際にこのシステムが市販車に採用されるかはまだ明らかではありません。しかし、Gentexはカーボン製のルーフで後方視界が遮られるAston Martin DBS GT Zagato向けにルーフカメラを表示する室内ミラーシステムを開発した実績があり、今回のシステムも技術的にはすでに市販車に採用できる状態にあると考えてよさそうです。

最近は自動車メーカーのモーターショー離れが話題となっている一方、家電見本市のCESではEVや、AIを搭載する自動運転技術など、自動車向けでありつつハイテクを盛り込んだ電子技術の新しい分野の出展が増加傾向にあるように思えます。自動車業界はいま、ネットワーク接続、自動運転、電動化といった大きな技術面での変革期を迎えています。そしてその新技術はいずれも電気・電子的な技術開発によってもたらされるものであり、メーカーとしてもモーターショーよりはCESのような電気電子機器分野のイベントでそれを発信するほうが、世の中への通りが良いのかもしれません。
 
 

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関連キーワード: aston martin, automotive, CES2020, Full Display Mirror, gear, mirror, rearview mirror, safety, Transportation
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