GoProドローン「Karma」2020年初からGPSエラーで飛行不可能状態。世界中で発生

GPS/GLONASSのロールオーバー問題か

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年01月6日, 午前 11:00 in Robots
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James Trew/Engadget
2020年を向かえた先週から、GoProのドローンKarmaが飛行できなくなったとの報告が世界各地であがっています。複数のユーザーがGPSを受信できないことを示すエラーインジケーターが点滅していると報告していることから、KarmaのGPS信号の処理に問題が発生している可能性が高そうです。

本格的なドローンは、自身の位置を把握して安定飛行するためのGPSを搭載しています。しかし、GPSはシステム設計上、週数カウンター値が1024の上限値に達するとゼロに戻ってしまう「ロールオーバー」と呼ばれる現象が発生します。多くのドローンメーカーはこの現象の発生に対処するためにソフトウェアアップデートを提供していましたが、Karmaの場合はGoProがドローン事業の中止後、2018年9月にアップデートを行ってから一度もソフトウェアを更新していません。GoProユーザーはKarmaのコントローラーがGPSを受信できないとのエラーインジケーターが点滅し、GPSを無効化してもそれを飛ばせられないと報告しています。また別のユーザーはコントローラーを工場出荷状態に戻してからGPSをオフにすれば飛ばせられたとも。いずれにせよ、GPSを失った状態ではドローンを飛ばせる際の操縦性が大きく変化してしまいます。

GoProは問題の発生を把握し「積極的にトラブルシューティングを行っている」とだけEngadgetにコメントしました。

なお、GPSのロールオーバーは過去1980年と1999年に発生しており、次は2020年4月6日に起こるとされています。となれば、このタイミングでKarmaがGPSを掴めなくなるというのはおかしな話です。ただ、多くのドローンはGPSに加えてロシア(旧ソ連)のGLONASS衛星システムを使用しています。こちらは週数カウンターではなく日数カウンターがおよそ4年ごとにロールオーバーを発生するとされており、これが2019年の大晦日~2020年元日に発生したと考えられています。

GoPro Karmaのサポートは以前に、ユーザーからの問い合わせに対しKarmaがGPSとGLONASS両方を使用していると回答しています。これを信じるなら、もしかするとKarmaソフトウェアのGLONASSに関する処理部分に、いま起こっている不具合が隠れているのかもしれません。
 
 

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