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Apple

アップルは本日、App Storeをはじめとした各種サービスの現状に関してニュースリリースを発表しました。

同社のサービス事業が右肩上がりに成長していることは折に触れて伝えられていましたが、インターネットソフトウェア&サービス担当シニアバイスプレジデントのエディー·キュー氏いわく「「2019年は、Appleの歴史始まって以来のサービス事業が大躍進した年でした」とのこと。年末から年始にかけて、さらに伸びが加速した事実も報告されています。昨年2019年、アップルはApple Arcade、Apple TV+、Apple News+、 Apple Cardといった新サービスを開始しました。このうちニュースおよび雑誌読み放題のApple News+やクレジットカードのApple Cardは、日本でのサービス提供が待たれるところです。

今回の報告でことさら注目を集めるのが、勢いが止まらないApp Storeの好調ぶりでしょう。すでに2017年には毎週5億人以上のユーザーが訪問、アップルが2008年のオープン以来デベロッパーに支払った額は700億ドル以上とされていましたが、2020年1月現在では後者は1550億ドル以上にも達したとのこと。この収益のうち4分の1は2019年の過去1年のみとされ、つまり「10数年の歴史のうち約3年分を1年で稼いだ」ことを意味しています。

特に年末の伸びがめざましく、クリスマスイブから大晦日までに14億2000万ドルの売上があり、2018年比で16%もの上昇。2020年の元旦には3億8600万ドルを売り上げ、昨年比で20%の上昇、1日の単価としては記録を更新しています。

そして定額制音楽配信サービスApple Musicは、現在6000万曲以上を115カ国の国と地域で提供しているとのことで、2015年6月のサービス開始から約5年半で凄まじい普及スピードといえます。2019年にはハイライトとなった曲を聴きながら歌詞を表示させる機能を、50%のユーザーがiOS 13で利用したとされています。

ほか、定額制ゲームサービスApple Arcadeについては「"Sayonara Wild Hearts," "Assemble with Care" や"Mini Motorways," などの賞をとったゲームに加えて、2020年は新しいゲームを毎月追加していきます」とのこと。まだ2019年9月から始まったばかりで日が浅いため、今後の抱負を述べるに留まっている感もあります。

その一方では、トップ無料ゲームランキング(基本無料)には収益が急成長している「マリオカート ツアー」や有名RPG人気を背景とした「ドラゴンクエストウォーク」など強力なタイトルがそろっており、iPhoneのゲームプラットフォームとしての地位をさらに固めています。それに加えて実用アプリのトップも昨年、スマホ決済アプリの代表格PayPayや何かと話題の多いショート動画共有アプリTikTokなど、iPhoneの莫大なインストールベースと結びついて社会的な旋風を巻き起こした面々も目立っています。

今回のリリースでは売上に言及されていませんが(おそらく無料試用期間ユーザーが大半のため)、昨年後半にリリースされた動画配信サービスApple TV+がNetflixやDisney+といった競合サービスとどう戦っていくのかも興味深いところです。