朝食を飛ばしてサムスンを取材したら、ロボットアームがサラダを振る舞ってくれた:CES 2020

味も悪くなかった!

Engadget US(翻訳:石井徹)
Engadget US(翻訳:石井徹)
2020年01月8日, 午後 06:50 in robots
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ロボットアーム

筆者(米EngadgetのChris Velazco記者)が朝食を飛ばすときは大抵理由があります。今日はCES 2020の展示会場でサムスンのブースを取材するために、朝食抜きで動いていました。

お目当てはかわいいローリングロボット(現物は思ったよりもパッとしませんでした......)でしたが、それ以外にも思わぬ収穫がありました。キッチンキャビネットから吊り下げられたロボットアームによって作られた豆腐サラダを食べることができたのです。

今日の食事を振る舞ってくれたロボットシェフは、サムスンのスタッフからは親しみを込めて「Cobot(collaborative robot)」と呼ばれています。

サムスン

ロボットシェフは食材を用意するところから調理のすべてをこなすものではなく(できたとしても驚きませんが)、調理をする人と一緒に働くことが想定されています。ロボットシェフの近くに取り付けられた画面上にレシピをダウンロードして、調理の過程を人と一緒に進めることができます。

CESの会場で直火を使う許可がなかったため、ロボットシェフのデモンストレーションはシンプルな内容でしたが、柔らかい豆腐をさいの目切りしたり、ヘラでフライパンに油を塗りつけたりといった動作を器用にこなしていました。人間がロボットに指示したのは、口頭で一回命令しただけでした(ただし、一度はグリーンのボウルをロボットの近くに並べています)。

サムスンサムスン


CESのような技術展示会では、ロボットアームはもはや珍しくもない存在です。しかし、この3本指で多関節な2つの腕がサラダオイルの入ったボトルを扱ったり、戸棚を開けて材料を探したりしている光景は印象深いものでした。

まだ実験段階の技術とはいえ、サムスンの安全対策はしっかり作用しているように見えました。豆腐を切っているロボットアームに人間の助手が近づいていくと。ロボットシェフはそれを察知してスムーズに停止しました。ロボットシェフによってキッチンでの事故がなくなることはないと思いますが、少なくともゆっくりと意図を持って移動する腕によってキッチンに混乱が引き起こされることはないでしょう。

サムスン

さらに、ロボットシェフはインターネットに接続して新しいスキルをダウンロードする機能を備えています。たとえばネスプレッソのコーヒーメーカーのような、家電を操作するといったことも、アップデートにより可能となります。これにはサムスン側での対応作業が必要なのはもちろん、キッチン家電のメーカーから協力を仰ぐ必要があるのは言うまでもありません。それでも、このキッチンで動くロボットアームに多くのお金を支払うことになるなら、箱から出した時より機能が追加されていくことうれしいことでしょう。

このロボットシェフがいつからどのように販売されるかについては、サムスンは(当然のことながら)明確なプランを持っていません。しかし、サムスンは「アクセシビリティ」を念頭においてロボットアームを設計したと説明しています。つまり、ものすごく高価な製品になることはないでしょう。キッチンのリフォームにかかるお金よりは、新しい冷蔵庫を買うのに近い値段感になるはずです。これでもまだ想定される値段の幅は広いものですが、この奇妙なスマートホーム製品が裕福な人だけでなく多くの人の生活を楽にする家電になりうるというのは素晴らしいことです。


サムスン
それで、サラダはどうだったかって? 悪く無かった! 助手はロボットシェフに、ゴマは入れずにチリソースで仕上げてと指示していましたが、もっとアレンジを効かせることもできたはずです。ブースにはカトラリーが用意されていなかったので(これが誰も食べたがらない原因だと思いますが)、ロボットシェフのレシピに手をべとべとにするクリーミードレッシングが無かったことホッとしました。

サムスン
サラダの味の評価は人それぞれかと思いますが、あえてこう言っておきましょう。サムスンがニューヨークでポップアップストアを開いてこのサラダを販売したとしても、ほとんどのニューヨーカーは文句を言わないでしょう。CES 2020の最新ニュースはこちらからご覧ください。

 
 
 
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