任天堂の旧本社ビル、ホテルに改装。趣ある外観を極力残して改修、2021年夏オープン予定

花札プレイスポットも期待

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年01月10日, 午後 01:30 in nintendo
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マリオやポケモンやイカを京都から世界に送り出し、ゲームばかりかテーマパークやハリウッド映画(2回目)にも進出を控えている任天堂。そのクリエイティブが育まれた地である旧本社ビルが、ホテルに改装される計画が発表されました。開業は2021年夏(予定)とされています。任天堂の創業は1889年、京都の平安神宮にほど近い「京都市下京区正面通り大橋西入る」の地でした。当時の社名は「任天堂骨牌(カルタ)」であり、創業者の山内房次郎氏がそこににあった空き家を買い取って花札の製造・販売を開始したことが本当の原点です。

自らミツマタの樹皮を叩いてほぐし粘土と混ぜた紙を作り、花弁で作った絵の具を塗りつつ、一方では流通網を切り拓き...という房次郎氏の活躍は、以前こちらでもまとめています

今回の話題となっている旧本社ビル(京都市下京区鍵屋町)は1930年築。ちょうど2代店主の山内積良氏(後の山内溥・元社長はその孫)が社長に就任した翌年であり、正確には「創業から2代目の社屋」となります。現在の所有企業は、任天堂創業家の資産管理会社「山内」です。

この建物は59年に東山区(工場があった)に移転するまで本社機能を担っており、今なお「トランプ・かるた製造元 山内任天堂の看板が残っています。ビルは五条通と七条通の中間にあり、西には東本願寺、東は鴨川に面している京都市の中心地に位置しています。



ビル自体も昭和初期の建築当時のたたずまいを残している上に、観光地へのアクセスも極めて良好。現地への交通も京阪本線「七条」駅(大阪都心からも30分程度)下車徒歩4分と恵まれた環境にあり、転生する姿としてホテルは理想的といえそうです。

新しく生まれ変わるホテル「かぶやまProject(仮称)」は、安藤忠雄建築研究所が設計監修、ノム建築設計室が設計、大林組が施工を担当し、趣のある外観は極力残して改修・増築する計画とのことです。客室数は約20室で、宿泊者用の施設としてレストラン・バー・ジム・スパなどを備える予定。その運営は国内外でホテルやレストランを運営する「Plan・Do・See(プラン・ドゥ・シー)」が担当を務めます。

山内溥・元社長とホテルといえば何かが閃きかける気もしますが(下記動画の1分37秒あたりを推奨しません)まさに花札やカルタという任天堂クリエイティブの原点が作られていた地でもあり、運を天に任せて現金を賭けずに花札遊びをするプレイスポットも期待したいところです。

 
 

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