Wi-Fiの新周波数6GHz帯が規格化へ。「Wi-Fi 6E」と命名

Wi-Fi 6の拡張(Extended)なのでWi-Fi 6E

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2020年01月10日, 午後 03:00 in Wi-Fi
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Wi-Fi 6
Wi-Fi規格への追加が見込まれる新周波数帯・6GHz帯を含む規格について、Wi-Fi Allianceは「Wi-Fi 6E」と命名しました。

Wi-Fi 6EのEはExtended(拡張)を意味し、現行のWi-Fi規格の拡張として6GHz帯も追加されたことを示します。

現行のWi-Fi規格では、2.4GHz帯、5GHz帯という2つの周波数帯が利用されています。これに対してWi-Fi 6E以降では、6GHz帯が加わることでより安定した通信が実現できるようになります。

Wi-Fi 6Eでは現行のWi-Fi 6規格で展開されている2.4GHz、5GHz帯に加え、6GHz帯で80MHzを14個、160MHzが7個追加で利用できるようになります。要するに、収容できる通信の量が多くなるため、通信の混雑が解消して、高速化されることになります。

■Wi-Fi 6Eの6は「第6世代」の意味

Wi-Fi 6Eの「6」は、「第6世代」の意味で、「6GHz帯だからWi-Fi 6E」ではありません。Wi-Fi 6という規格がすでに存在しており、Wi-Fi 6Eはその拡張版という位置づけです。

なお、Wi-Fi 6はIEEEの規格としては「IEEE802.11ax」というIEEEの規格名もついていますが、このIEEE802.11axにサポートする周波数に6GHzが追加されたため、「Wi-Fi 6E」についてもIEEE規格名としてはIEEE802.11axとなります。

■米国では2020年内に製品化される見通し

Wi-Fi 6Eが実際に使えるようになるまでには、電波資源を管理する各国の行政の対応と、Wi-Fi 6E機器の販売が進められる必要があります。

行政の対応では米国が先行していて、2020年内までには米国でWi-Fi 6の商用製品が登場する見込みとなっています。Wi-Fi Allianceは各国の政府に6GHz帯の開放を働きかけており、欧州でも6GHz帯の利用についての議論が進められています。

一方、Wi-Fi 6Eの対応製品についてはBroadcomが1月7日に開幕したCES 2020にて、世界初のWi-Fi 6E対応チップを発表しています。実際に通信するにはこのチップを搭載した家庭用Wi-Fiルーターと、スマホなどのデバイス側で使えるWi-Fi 6E対応モデムが必要となりますが、 そちらも早晩登場するものと思われます。

なお、Wi-Fi Allianceでは「Wi-Fi 6E」に対して専用のロゴマークを設定しない方針で、Wi-Fi 6E規格に対応するWi-Fiルーターも「Wi-Fi 6」のロゴマークをつけて販売されます。

 

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