世界初!カラー電子ペーパー画面のスマホをハイセンスが展示:CES2020

電子コミックもカラーで読める

山根博士 (Yasuhiro Yamane)
山根博士 (Yasuhiro Yamane), @hkyamane
2020年01月13日, 午前 11:15 in smartphone
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ハイセンスはカラー電子ペーパーをディスプレイに採用したスマートフォンをCES2020で参考出展しました。同社はこれまでにも片側がモノクロ電子ペーパー、もう片側がカラー液晶の「A6L」や、モノクロ電子ペーパーのみを搭載した「A5」など、数々の電子ペーパーディスプレイスマートフォンを出しているメーカーです。

展示されいていた製品はエンジニアリングサンプルであり、製品化はまだ未定とのこと。詳細スペックも非公開です。操作してみたところスマートフォンとしての動作はミッドレンジ程度で問題なく、電子ペーパー特有の画面書き換え時の表示の乱れなどがあるものの、充分使うことができるレベルに仕上がっていると感じました。
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カラーの電子ペーパーはE Ink社のものとのこと。近寄ってみてみるとドットが目立つため若干ぼんやりした表示に見えますが、カラーの階調は4096色くらいありそう。モノクロの電子ペーパーはよりはっきりと文字がみえるでしょうが、カラーのほうが視覚的に見やすいのは事実でしょう。アイコンも色があったほうがわかりやすいです。
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カラーにすることでモノクロよりもよりリッチなイメージでコンテンツを表示できます。また電子ペーパーは液晶や有機ELと比べて目に優しいため、長時間画面を見ていても疲れません。成長期の子供にも優しいディスプレイと言えます。実際に本体には学習コンテンツがいくつか入っていました。

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グラフィックも子供向けのゲームなどなら十分表示できそう。なお画面を切り替えるときは、一瞬ですがディスプレイ全体が反転したような表示になります。液晶や有機ELのようには切り替わらないので慣れるまでは違和感があるかもしれません。

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こちらはギャラリーに入っていた絵画風の絵。カラーですが、やはり液晶などとは見え方が異なりますね。

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もちろんモノクロ表示もできます。カレンダーなどはモノクロ電子ペーパー端末と同じアプリが入っているようで、カラー表示はされていませんでした。

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そして電子ペーパー向けの専用UIの画面も用意されています。こちらはアプリアイコンなどがそのままカラー表示されています。この画面は本体動作が遅く画面もモノクロの端末のために用意されていますが、カラー電子ペーパーではそのままAndroid画面を使ってもよさそうです。

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さてカラー表示ができるということで、カメラを使ったときもプレビューで写真をそのまま確認できそうです。カメラを起動してまずは近距離を撮影してみましたが、プレビュー画面の表示は追従性が遅く、色あいもそのままではありません。

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そして風景など遠くにカメラを向けてみると、色の表示はかなりずれてしまいプレビューとしては使えそうにありません。写真では画面に照明が反射しているように見えますが、これは実際に画面を通したプレビュー表示そのものです。このあたりはカラー電子ペーパーの性能によるのか、はたまたカメラアプリの最適化がまだなのかは不明です。
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撮影した写真を表示してみると色合いは暗めです。写真の表示はあまり得意ではないかもしれません。なお写真そのものは他のスマートフォンやPCで見ると綺麗に撮影されています。

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製品の位置づけとしてはニッチなものの、教育用途や子供用に向いた製品かもしれませんね。このカラー画面なら高度なゲームはしにくいですし、動画ばかり見ていて勉強時間がなくなってしまう、なんてこともないでしょう。製品化されることを楽しみにしたいものです。
 
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