iPhone 12(仮)は15インチMacBook Proと同等のパワーに?5nm化されたA14(仮)チップのためと予測

そろそろARM版Macが出るのかな

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年01月17日, 午後 01:00 in apple
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TSMC
2020年のiPhone、通称iPhone 12(仮)シリーズに搭載されるA14 Bionic(仮)チップは、5nmプロセス製造が予想されています。2019年発売のiPhone 11シリーズに採用されたA13 Bionicは7nmプロセスであり、そこから大幅な進歩が噂されています。

では、いったいどれほどの処理能力が得られるのか。老舗雑誌の流れを汲むMacWorldライターのJason Cross氏が「15インチMacBook Proと同等になる」との大胆な予測を語っています。半導体製造における製造プロセスとは回路線幅のこと。一般的には10nm、10nm、7nm、5nmと数字が小さくなるほど同サイズのチップに含まれるトランジスタ数が多くなって物理的距離が近くなるため、性能とエネルギー効率が高くなる傾向があります。その最前線にあるとされるのが5nmプロセスであり、iPhoneに搭載されるAシリーズチップ製造を手がける台湾企業TSMCというわけです。

7nmから5nmは数字だけを見るとさほど差はなさそうですが、Cross氏によれば大きなアップグレードであり、半歩前進ではなく7nmの次世代といえる「フルノード」であるとのことです。

TSMC公称では5nmプロセスのトランジスタ密度は(1プロセッサ当たり)150億個とされていますが、これはハイエンドのデスクトップおよびサーバーのCPUやGPUを例外として、ほぼ全てのPCを凌ぐもの。あまりに巨大すぎるので、総チップ面積を約85平方mmと約125億個のトランジスタに縮小しても驚かない--Cross氏はそう述べています。ちなみにA13チップのトランジスタ数は85億個とされています。

これにより、特に顕著な飛躍が予想されているのがマルチコアパフォーマンスです。トレンドライン(ここ数年のパフォーマンス向上の傾向から予想される数値)ではGeekbench 5マルチコアスコアが約4500と見られていますが、アーキテクチャの変更とクロック速度向上の組み合わせにより、最大5000程度になってもおかしくはないとのこと。
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そして同ベンチマークでは、最速のAndroidスマートフォンが約3000であり、5000といえば6コアのメインストリームデスクトップPCのCPUまたはハイエンドのノートPCにも肉薄するもの。つまり15インチMacBook Proの領域だとされています。

そしてiPhone 12では、ゲームで威力を発揮するGPUも多くのトランジスタが用いられることや(より高速な)6GBものメモリが搭載されると予想されるため、グラフィックのパフォーマンスは50%も向上するとも推測されています。
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そうしたCPUやGPUとは別枠で、A13にも搭載されている機械学習のNeural Engineもさらに改善が期待されるとのことです。機械学習は写真やビデオの品質にも関わるほか、アップルが今後の方向性として重視している拡張現実、それに音声アシスタントSiriの改善にも大いに影響する機能です。

Cross氏いわく、具体的にはコアが追加され、その他アーキテクチャも改善されることで、機械学習タスクはA13の少なくとも倍以上の速度だと公称されても驚かない、と述べられています。

iPad Pro(2018)に搭載されたA12X BionicはiPhone用のA12より強化され、「市場の92%のノートPCよりも速い」と公称されていました。それから2年を経て、5nm化によりさらなる力を得たA14はノートPCに搭載されてもおかしくはないはず。そろそろ噂のARMベースMacの登場が間近に迫っているのかもしれません。

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